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また、だれかがわたしに・・・・

『天ぷらそばが食べたい』

と、言っている

いや、食べたいのはわたしなんだけれども、年末からここ1ヶ月くらい、とにかく天ぷらそばが食べたくてしょうがないのだ

おかしなことだと思うだろう
だけどわたしには、こういうことが時々ある

だから実家に電話した
「ご先祖様の中に天ぷらそばが好きな人はいる?」と母に聞くためだ
母は「天ぷらそばが好きなのはお母さんとお父さんだ」と答えた。だから「じゃぁ天ぷらそば、仏壇にあげて」と頼んだ。父のために…
すると母は、自分も天ぷらそばが食べたくて、友人と行く約束をしているという。だがその友人は忙しいのか、予定が合わずになかなか「行けない」のだと言った

母の友人(&近隣の住民)は皆、車を運転する。しかもありがたいことにフットワークが軽く、運転のできない母をどこへでも連れて行ってくれるのだ。なのに「行けない」というから、ちょっと不思議に思ってその約束をした友人はだれかと聞いた
その友人はご近所さんで、しかも父のいとこだかはとこのお嫁さんだった。これは絶対に父がわたしに「訴えている」と思った

父はまず、母に天ぷらそばを食べさせようとした。だが、なかなか出掛けられない友人との約束に業を煮やして、わたしのところにやってきたのだ

まぁもちろんそれは想像に過ぎないこと
むしろ「気のせい」という方がもっともらしいのだ。でも、お正月に会ったあとあまり母と連絡を取っていなかった事情もあるから、天ぷらそばをきっかけに母に電話をかけるという行為もまた、眉唾とも言い切れないのだ

そういえば今年のお正月は大みそかの夜から実家に出掛けて行った。だから「年越しそば」を実家で食べたのだが、自分のことに必死で仏壇の父にあげていなかったことを思い出した…
これって、もしかして最初からわたしに訴えてたのかもしれないわ…と、母との電話を切ったあとに思い直した

解釈はそれぞれ、自分の都合のいいように受け止めればいいと思う
こんなにも天ぷらそばが気になるのだし、そのおかげで電話をすることもできた。これで納得がいくのなら、きっともう天ぷらそばを気に掛けることもなくなると思う
そんなわたしは、ここ3日ほど立て続けに天ぷらそばを食べている笑




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