いや、それはファルコン・・・・

な～んて、ね (*´ω｀*)

でもね、つい、文字だけ見てたらそういたずらしたくなってしまった

わたしは自他ともに認めるファザコンです
もちろん妹も例外なく、父の娘でなくとも、ファザコンになれるくらい自慢の父だ

独身時代の父です（嘘です。三ツ木清隆さんです）

働き盛りの父です（嘘です。フレディ・マーキュリーさんです）

まだまだ現役の父です（嘘です。渡哲也さんです）

父の髪は剣山のような直毛でどんどん上に伸びていく…決して寝てはくれない高箒のように頑固で、それこ若い頃は五分刈りとか、角刈りとか、粋った感じの髪型でした。ぜ～んぜん、そんな顔してないのに(´Д｀)

イメージ画

結果最終的に落ち着いたのはパンチパーマで、でもそこに至ったのには彼なりの葛藤もあり、顔がかわいいンです。結婚しても母の弟と言われ、わたしが年頃の頃には年の離れた夫婦に間違われたり、とにかく童顔。還暦過ぎても少し年上のおじいさんに説教をされてしまうほどかわいい顔をしていた。そして髪は剛毛…白髪にもならずに植樹されたかのような密集さ。どうでもいいか

歯並びが似てるんです父とフレディ
もう父にしか見えないフレディ
ごめんなさい、調子に乗りました

最近よく父を思い出す・・・・
怒ると怖いけど、笑顔がかわいい父だった

父は多分に苦労人
けれども父の顔に刻まれているのは笑皺

幼稚園の時、父の顔をクレヨンで描いた。我ながらとても上手に描けたのだ
でも、ちょっとかわいいお友だちにからかわれた
なんて言われたのかは思い出せないが、笑顔の可愛い父の絵に、なにか不快な言葉を投げられたのだ
わたしは自分の描いた絵の、父の目に爪を立て、ついと下に引っ掻いた
途端に父は涙を流したようになった。クレヨンで描く絵は、あちこち汚れるから、細心の注意を払い、顔の肌色に赤や黄色や青の、余計な色が混ざらないよう丁寧に仕上げた絵だった。のに…からかわれたことが恥ずかしかったのか、悔しかったのか、父の顔に黒い涙のスジがついた
当然ながら先生に怒られた。せっかくの絵になんでこんないたずらをするのかと…。でもそれはわたしの描いた絵で、だれかの絵を台無しにしたわけではない。大好きな父の、やさしい笑顔を汚したのは、だれでもないわたし
とっても上手に描けたのに、せめて父に、キレイな顔を見せてあげたかったけれど、どうしても許せなかったのだ。そう、その気持ちだけは覚えている

「お父さん、上手に描けたんだよ。本当は…」
ごめんね。短気で、意地っ張りで、意地悪な娘で・・・・

黒い涙は、少し削って、もう一度丁寧に肌色を塗ったら、もしかしたらキレイに仕上げられたのかもしれない。でも、気持ちがね、元通りにはできなかったんだよ