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道ですれ違った蛇の気持ちが伝わってきた話



この間湖の畔で蛇に遭遇しました。

蛇を動物園以外で見るのは20年ぶりくらい。

道端で遭遇したのは初めてで、
見るのは大抵、親戚の家の猫が捕まえてきた蛇を
家の中で何度か見たくらいだった。



遭遇した蛇はまだ子供で小さく、
茶色で柄のないつるつるしたボディー。



私にはのんびりとお散歩している様に見えました。


そしてその蛇の近くに、
1匹の小鳥が一定の距離を保ちながら
一緒に歩いていた。


暫く見ていると、蛇が私をチラッと見てきたので
目が合った。


するとその時、
蛇の顔を見たらこんな思考が伝わってきました。



(ん?なぁに?)

みたいな。笑
人間を警戒してる様子もなく

(どうしてそんなに驚いて見ているの?)

というようなニュアンスだった。



蛇とは目を合わせていけないと言われていますが、
その子は近づいて襲ってくることもなく、
のんびり気ままに地面を這っていた。


まだ野生の凶暴さがないせいか、
瞳がうるうるしていて可愛かった。

まるでハリーポッターのパーセルタング。


動物と心の声で会話したことはないけれど、
心の声が聞こえてきたり、
顔を見ると思っていることが分かるのはいつものことだ。



因みに心の声や他の人には聞こえない物音がする時は、耳の外から聞こえるのではなく頭の中に入ってくる感じ。


もしかしたら動物から見た私は、
"動物の気持ちが読める人間"
という風に見られているのかもしれません。


そしてその子達の横を通り過ぎ後ろを振り返っても、蛇はキョロキョロと辺りを見渡しながらのんびりと這っていたし、小鳥は一定の距離を保ちながら一緒に歩いていた。



まるで
"友達になったばかりの蛇と小鳥"
という感じでほっこりした。




おわり

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