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イギリス大学院受験に至るまで


イギリス大学院、絶賛出願中のSakiです。
この大学院受験に至るまで私にしては珍しくうじうじ悩みました。
将来見返したとき、ネタになるかもしれないのでまとめます。

自分は何がしたいんだっけ?を考えまくったので、
もしかすると就活生や悩める若手会社員の参考になるかも…?
いや、誰の参考にもならないかもしれない笑

無職、ロックダウン下、27歳、主婦、の悩みを以下どうぞ。


漠然と思う「勉強したい」

イギリスで2年間、仕事もなく自由な時間を手に入れた私。
漠然と何かしなきゃと思いつつも、想像以上にだらだらした毎日を過ごす。
そのうち飽きるだろうと思っていたが、困ったことに全然飽きない。
なんならロックダウンの引きこもりも大して苦痛じゃない。

隣で毎日オンライン授業を受ける旦那を横目に、インスタ見てNetflix見てYoutube見て、家事をしていたら1日なんてあっという間だ。

渡航前はいろんなことを考えていたように思う。
 - カフェでアルバイトしよう。
 - 駐在妻コミュニティでどうマウンティングをとるか。
 - ヨーロッパ中を旅行しまくろう。

…なんて妄想も、全てコロナで叶わぬ夢となった。
それは仕方ないとしても、何かしなきゃ、と焦りだけが先走る。

いつまででもダラけられる自分の天性の怠惰さに感動しつつも、
なんとなく“勉強がしたい”と思うようになった。

会社員時代は目の前の仕事で精一杯で、勉強したいと思う余裕は無かった。
というか目の前の仕事に精一杯取り組んでいれば、勉強していなくても許されると思っていた。(誰に?笑)
今思うと業務外の勉強や自己研鑽から逃げていただけだったんだな〜。
仕事ができる人はそういう時間を作っているとわかっていたのに。

夫の留学についていくと決め、仕事をやめ、所属するものが無くなった。
何にも囚われないというのが初めてで、逆に何をしたらいいかわからなくなっていた。
気がつくと何か自分の頼り木になるものは無いか、自分の中で確固たるものを求めていた。


スペインの友人との出会い

ある日、語学学校で出会った同い年のスペイン人の友達に、将来どうしたい?と聞いてみた。
すると彼は、フットボールプレイヤーとして日本で活躍したい!と言った。
聞くと、なんと彼はガチのフットボールプレイヤーでスペインの日本でいうJリーグ的なところに所属していたらしい。
日本のJリーグ視察の予定を立てていたところ、コロナで全て中止。
そこで心機一転、英語を勉強し直して、心理学者の修士号を取ろうとしている、とのこと。
大学院入学のためのIELTSスコアが必要だったから、Bristolに来て語学学校通ってるんやで、となんの迷いもなく話す彼。
でもいつか日本のJリーグで活躍したい。忙しいわ。って笑ってた。

なんだその目まぐるしい人生は!
面白すぎるやろ!

なんで心理学者になりたいと思ったの?と聞くと
大学卒業後の自分探しの旅で、自分のやりたいこととしてリストアップしていたからだ、と。
フットボールプレイヤーの次にあった目標なんだ、とのこと。

日本はみんな自分探しの旅しないの?
どうやってやりたい仕事決めるの?
自分のやりたいことって大学卒業と同時に見つかるの?
と無垢な目で聞かれ、ハッとした。

あれ、なんとなくみんなが就活するから私もして、みんなが大企業に行くから私も大企業受けて、志望動機も受かりそうな志望動機を無理矢理作って。。
やりたいことってなんだっけ。

この瞬間、自分の人生の選択を全て疑いたくなった。
1個1個自分で考えて決めてきたはずなのに、自信がなくなった。

スペインの友人の経験が特殊なのかもしれないけど、
自分の夢を堂々と語る彼にまんまと影響を受けた。


堂々巡りの悩み、そしてハイキュー!のお言葉

ふと、2年間のイギリス生活が終わってから、私はどんな風に働くんだろうか?私がやりたいことってなんだろう?2年後、英語話せますってだけで必要な人材だろうか?・・・なんて考え出すようになった。

せっかくイギリスにいて、暇な時間がまだまだある。
履歴書にイギリス大学院卒って書けたら自分の可能性が広がるかも。
楽観主義特有の、とにかく明るい未来だけ描いてしまう病。
いつもの私ならここで完結。あとは前に進むだけ。

しかし私もそこそこな大人になったようで、マイナス面も考え出すと止まらない。

こんな怠惰な自分に大学院の勉強なんてついていけるだろうか?
本当に大学院に行って何か可能性が広がるんだろうか?
そもそも何が勉強したいんだろう?
大学のゼミの延長からすると商業系の学科になるけど、
ってことはMBA?卒業厳しいんじゃない?忙しくなりそう。。
お金はどうする?
あれ、大学院行ってたら子供はいつになる?

いやでも、こんないい機会ないよね。
新しい人との出会いで将来が大きく変わるかも。
結構ターニングポイントなんじゃない!?
これをきっかけに違う仕事とか目指すようになったりして。

いやでも、・・・

やっぱり、・・・

いや・・・(無限ループ)


こんな感じで無限に悩み、なかなか決められずにいたが、
大人気アニメ 「ハイキュー!」の田中の名言が頭をよぎる


「ところで平凡な俺よ、下を向いている暇はあるのか」


!!!

田中ぁあああああああ レフトぉぉぉぉおおおおお


ハイキューファンなら誰もが射抜かれたであろうこの言葉。

冗談抜きでこの言葉に背中を押され、大学院受験を決意。
そう、平凡な私には悩んで止まっている暇なんて無いはず。
チャレンジして進むしか無いんだ。そうだった。

(そしてハイキュー見てよかった…)


大学院に進む意義

そんなこんなで色んな影響を受けつつ、
やっと、大学院、チャレンジしてみてみようかな。となった訳である。
ただの「勉強したい」から、1歩具体的になった。

ちなみに大学は、卒業はしたが、日々サークルとバイトに明け暮れ、何を勉強したかと言われると黙ることしかできない4年間を過ごしてしまった。
この後悔も、勉強したいと思うようになった理由の一つである。

ここでもう1歩進んで、大学院に行く意義を考えるようになった。
そんなもんとりあえず行ってしまえばいいんだ、とも思いつつ
なぜ大学院に行くのか?を自分の中で明確にしておきたかった。

それは「自分の得意分野を持ちたい」である。


よくある大学院ストーリーは
・最終的にこんなことを成し遂げたい
・そのために私は今までこんな勉強・経験をしてきた
・次は〇〇大学院で学ぶことが必要だ
・学んだことでこんな社会課題にアプローチしたい
・結果、私は〇〇大学院で学ぶ以外の道はない!
といった感じだ。

ビジネス、マーケティング、マネジメントあたりをキーワードに
大学院で勉強しようとしている私のストーリーとしては以下。

・企業でマーケ・マネのスペシャリティをもった人材として活躍したい
・今まで大学・社会人で学科関連内容の経験を積んできた
・自分の経験則でやり抜くことに限界を感じたから、学術的に行動指針となるものを身につけることが必要だ
・学んだことで日本企業のこんなところを解決したい
・だから私は〇〇大学院で学びたいんだ!

なんともふんわり。笑

何せ社会人として働いたものの、他の人でもできることなんじゃないか、自分にしかできないことってなんだ、とずっと思っていた。
理系中心の企業に就職後、営業として5年間仕事をして得たものは何か?
プログラミングはできないし、プロジェクトマネージャーの経験もない。
営業といっても一般的な飛び込み営業やらハイタッチ営業でもなく、与えられた顧客との関係維持、と言ったポジションでこれまた何ができるかと言うと難しい。
「大企業特有の難解な事務処理はできます。(苦笑)」
このなんとも言えない劣等感を抱えていた。


得意な分野があります!と言える人材なりたい。
ここが何よりも大学院進学を決めた根幹なのかなと思う。

まとめてみると、なんだ普通の志望動機やないか、と思うが考えたことに意味があると思いたい。

大人になると身動き取りにくくなるとかよく聞くけど、こういうことなんだなと実感した。
ただ私には、自由にできる環境、支えてくれる人たちがあったので、悩める贅沢を味わったんだなと思っている。



と、ダラダラ書きすぎましたが、以上です。

いかがでしたでしょうか。
書きながら気づくこともあるものですね、
noteに書くのいいな!(今更)


ちなみに大学院はまだ2校しか出願しておらず、牛の歩ですが私なりに進めていこうと思います。
いつかいい結果が報告できますように。笑



END



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