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ライフハック(人生を豊かにする仕事術)

「Lifehack」は「Life」と「Hack」の2つの単語から作られた言葉です。どちらも複数の意味を持つ単語ですが、ここでは「Life=仕事や生活」、「Hack=工夫する(上手にやり抜く)」という意味で使われています。

生活する上でのちょっとした作業や、仕事上のルーチンワークなどは、いろいろなツールを活用して効率よく、楽に済ませてしまい、新たに生まれた時間を、自分にとってやりがいのある仕事や趣味に使うことで、豊かな人生を送ろうという考え方です。

「ライフハック」の語源は情報産業の専門用語で、2004年に米国のテクニカルライター、ダニー=オブライエンが考案した言葉で、プログラマーなどの仕事術のことでした。「電子機器の操作方法などの、仕事の生産性を上げる工夫」という意味で使われていました。が、次第に現在の意味へと変化したようです。

ウィキペディアで検索すると、LifeHack(ライフハック)は、情報処理業界を中心とした「仕事術」のことで、いかに作業を簡便かつ効率よく行うかを主眼としたテクニック群と定義されています。

それは、自身の生活や仕事のスタイルにおいて「気の利いた手段で、もっと快適に、もっと楽して、もっと効率良く」というスタイルを追求して行く事に他ならないのですが、これをコンピュータなどをツールとしてどのように活用するか?を体系化していったものが、所謂、LifeHackと言われています。

例えば、「繰り返し作業になりやすいExcelでの打ち込み作業をVBAやマクロを使用することで作業を最小化」したり、「UNIX系OSの環境構築や設定をシェルやスクリプトなどでオートメーション化して作業時間短縮の工夫をしたりすることはいうまでもなく、「わざとノイズの中で作業することで生産性を上げる」、「昼休み中などに、いかに上手に机に突っ伏して寝るか(15 - 20分程度の昼寝が午後の仕事の効率を上げるとされている)といった、作業者の生理的観点における工夫も、LifeHackと言えるとされています。

近年では、情報技術だけでなく、日常生活における「知っていると便利な生活の技(知恵)」を「ライフハック」ということもあります。

言葉としては、新しいものですが、情報をいかに整理して、必要な際に利用できるか?を追求することが、仕事において、非常に重要な事は、今も昔も変わりはありません。

Web上でアプリケーションが動かせるようになり、また、携帯電話が、情報端末に移っている中で、多くの便利なツールが現われました。

今や、PCの中だけで、情報を整理していた環境から、Web(例えば、DropBox,googledrive,googledocument等)や携帯端末(EverNote等)でも情報管理ができる様になり、同期を取ることも可能となりました。

ところが、インターネットのなかった時代からすれば、こんな便利で、有効な環境を多くは無償で活用できるのに、無知或いは、関心がない人が多く、非常に゛もったいない゛と感じます。

このような環境を、いかに活用できるか?が、これからのビジネスマンに、求められるスキルの1つであることは間違えありません。

(補足)

ストレスフリーの仕事管理術について解説しているデビッド・アレンの著書「Getting Things Done」(GTD)が有名となりましたが、LifeHackは、モチベーション管理、ToDo管理、仕事術、生活を便利にするテクニック等を言い、今では多くのテクニックが公開されています。生産性を向上させることができることから、特にビジネス上の仕事術として注目されています。


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