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ぐん税ニュースレター RPAバックナンバー 2021年7月号

この記事は2021年7月に発行されたニュースレターvol.19からRPAの記事を再編集したものです。

昨年12月に申請したIT導入補助金ですが、 1/27付で無事に採択され、確定申告時期と重なりながらも何とか導入が完了しました。まだまだ途半ばではありますが、その一端をお伝えできればと思います。

導入ツールのご紹介!

今回導入したITツールはkintone・MFクラウド会計・STREAMEDの3つです。名前を聞いたことがある、または既に会社で導入されているという方も多いのではないでしょうか。

MFクラウド会計

(株)マネーフォワードが提供するクラウド型会計ソフトです。ブラウザ上で動作するWebアプリケーションですので、 会社・自宅、 Windows・
Mac、パソコン・スマホを問わず、 あらゆるデバイス・場所から利用することが可能です。
インターネットバンキングやクレジットカードとの連携により、手入力の手間を大幅に削減することができます。極端な例ですが、 通帳1冊の入力が15分掛からず完了する、と考えていただくとその効果がご理解いただけると思います。

STREAMED

(株)クラビスが提供している「紙証憑の自動記帳サービス」です。 レシートや通帳、請求書等、幅広い証憑書類を仕訳データに変換することが可能で、例えば、インターネットバンキングの利用がない場合でも手軽にデータ連携が実現できます。
利用開始当初は各種設定や仕訳を学習させる 作業が必要になりますが、2か月、3か月と使い込んでいくうちに、ほとんど手が掛からないまでに成長します。

MFクラウド会計自体は以前から利用していますが、今回導入したのは会計事務所向けの記帳代行用プラン。 普通の会計ソフトとしてだけでなく、インターネットバンキングデータの取込用としても活用できるようになりました。
また、クラビスはマネーフォワードの子会社ということもあり、STREAMEDでデータ化した仕訳をシームレスにMFクラウド会計へ取り込むことが可能です。 弊社では、レシートは自社システムでデータ化、手書きの領収証や通帳はSTREAMEDでデータ化といった使い分けをしています。
kintoneについては、アプリが開発途上となっていますので、 またの機会にご紹介させていただきますね。

システム化が目指すものは・・・

実は、 STREAMEDについては2年程前に導入を検討して見送った経緯があります。理由としては、単純に費用対効果が低いのではないかと感じたことです。入力できる仕訳数を考えたら、 社内でも同等かそれ以上に効率良く入力が行えるだろうと考えたわけですね。特に手が足りない時期でもなかったので尚更でした。
しかし、昨年から本格的にシステム化を推し進めてきて、入力作業は一定レベル以上の社員が行うべきものではない、という考えが膨らんできました。 仕訳入力をするだけの社員でいてはいけない、と言った方が正しいかもしれません。
一定レベルというのは何も大した事ではなく、1年程度の経験を積んだら、徐々にチェックする側にシフトしていくことが可能ではないかと考えています。 もちろん、本人の価値観による部分は大きいのですが、「キチンと成長することができる」環境を作ることができる。今回のシステム導入を通じて、そんな印象を持ちました。
システム化というと、どうしても効率化・コスト低減といった側面に目を向けがちですが、企業として成長していくため には、システム化により空いた時間でより高度な業務・新しい価値の提供を行う事が必要です。弊社がシステム化を進めるのも、単純業務を削減し、お客様に寄り添う時間を増やしたいという考え方に基づいています。人手を減らすためではなく、人を育てるためのシステム化でありたいものですね。

システム部 田中


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