ブロックチェーンをワンコと一緒に学べる!
わんこと一緒に学ぶ ブロックチェーン入門
こちらは、BOOTHにて販売している「わんこと一緒に学ぶ ブロックチェーン入門」 のnote版です。
書籍のレイアウトなどを変更し、noteの仕様にあわせました。
内容は、BOOTHで配信している「わんこと一緒に学ぶ ブロックチェーン入門」 や技術書典4で配布したものと同じです。
1章 はじめに
みなさん、こんにちは!こんばんわ!
初めましての方ははじめまして!@gupuruです。
ビットコインなどの仮想通貨やブロックチェーンは、Mt.Gox事件で初めて知りました。その時は「ちょっと危なそう」と思う程度で、興味がありませんでした。ですが、昨年(2017年)に、初めてビットコインやイーサリアムなどを買ったのをきっかけに「ブロックチェーンて何だろう?」、「仮想通貨ってなんだろう?」といろいろ気になりました。
仮想通貨を調べると最初にでるのが「ブロックチェーン」という言葉でした。「ブロックチェーン」という言葉は聞いたことがありましたが、どういうものか知りませんでした。また、どういう仕組みで動いているのかも。
「ブロックチェーン」について、分かりやすく説明しているものや実装方法などがまとまっているものがあると嬉しいと思い、今回この本を作ろうと思いました!
この本の内容をさらに深掘りしたものやdAppsなどの事をこちらの
noteで連載していこうと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。
この本では、大きく3つの章に分けて書いています。
2章 ブロックチェーンについて (解説)
ブロックチェーンって、どういうもの?どういう仕組みなの?といったものをイラスト付き解説しています。
3章 ブロックチェーンを作ってみる (実装)
Node.jsを使って、簡単なブロックチェーンを200行程度で実装しています。
コラム これはブロックチェーン?
ブロックチェーンなのか?と議論されることがあるリップルについて紹介します。
4章 まとめ
2章、3章、コラムのまとめとなります。
では、ブロックチェーンを理解していきましょう!
2章 ブロックチェーンについて
はじめに注意事項です。
昨今、許可型ブロックチェーンやプライベートブロックチェーンなどが存在してきて、ブロックチェーンの定義自体も日々変わってます。
なので、ここで取り扱うものはビットコインのブロックチェーンとします。
ブロックチェーンはよく「取引台帳」に例えられることが多いです。
取引台帳とは、年月日や誰がどういう取引をしたかなどが書いているノートのようなものです。
つまり、これを見れば、誰がいつ、どこで、どういう取引をしたかが分かるということです。
なぜ取引台帳と言われるのか?この章を読むと「取引台帳」と言われる理由が分かるかもしれません。
わかりやすく説明するためにブロックチェーンの「ブロック」と「チェーン」の2つの単語に分けて書いていきます。
はじめはブロックからです。
「ブロック」とは、いぬさんがねこさんに100BTCを渡しましたなどの、一定時間内に発生した取引をまとめたものです。
また、ブロックには一つ前のブロックのデータをハッシュ値として持っています。
ここのハッシュ値というのは...
1C209DAF14B858B1F39DEDF7C734DE1B219FEC122DAEBB7BF59FB96621BBDAA0
こういう形のもので、前のブロックの中身を要約したものになります。
このブロックに含まれるハッシュ値について、さらに詳しく見ていきましょう。
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