ドイツ南部の都市バンベルク。中心部にはレグニッツ川が流れており、景観が美しい街です。第二次世界大戦での被害をあまり受けず、中世の建物が多く残っています。特に旧市庁舎付近は川に囲まれており、美しい建物の壁と水の組み合わせが綺麗です。また、大学都市であり、大司教の都市であり、ビールの都でもあります。現在も複数のブルワリーがあり、その１つ「Mahr's Bräu」を紹介します。（2018年夏訪問）

ブルワリーの場所は、旧市街地の中心から東南東方向にあり、徒歩だと約15～20分はかかります。また、バンベルク中央駅からは南の方向です。ヴィンダーブルク通りの教会から、北側の通りを東に少し行くと、ビアガーデンの門と煙突が見えてきます。なお、協会から南東側の通りを行くと、レストランの入口に着きます。

1670年創業のブルワリーであり、1895年から現在にいたるまでMahrs家により経営されています。レストランのある建物の廊下には、ブルワリーの昔の写真が飾られ、その歴史に触れられます。レストラン席は、木材を基調とした内装ですが、、落ち着いた雰囲気です。ディナータイムは、ここでビールを味わいたいですね。

ビアガーデンの門近くには、開放的なテラス席になっており、外でもビールをオーダーできます。樹が複数植えられており、天気の良い日中にビールを味わうのに最適な場所です。

ビールはaU。hefetrübes Lagerbier。外観は小麦色、酵母によるにごりがあり、泡立ちは良いです。酵母由来の上品な香りと風味、苦味はあまり強くなく、モルト由来なのか少し甘みを感じます。喉越しは軽く、とても飲みやすいです。これは旨い。ABV5.2%。

次のビールは、Sommer Pils。外観は透明感ある淡い金色。苦味は弱く、後味でモルト感を少し感じます。喉越しは非常に軽く、水のように飲めるピルスナーです。ABV2.8％。

醸造設備は奥にある様ですが、入ることは出来ません。建物裏手の通りから、ガラス越しに見えるようなので、帰りに覗いてみてはいかがでしょうか。

「Mahr's Bräu」は、バンベルク旧市街中心部から少し離れていますが、伝統的なドイツのビールを醸造し、提供しているブルワリーです。様々な賞をとっており、ビールの品質はとても良く、味わっていただきたいビールです。ビール好きなら、是非、訪れることをおススメします。

■Mahr's Bräu

https://www.mahrs.de/