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フィンランド - トゥルク 古都(旧首都)を訪れよう!

トゥルク (Turku) は、フィンランド南西部にあるバルト海に面したフィンランド最古の街です。スウェーデン語の地名としてオーボ(Åbo)とも呼ばれています。ロシア皇帝アレクサンドル1世により、ヘルシンキに遷都するまでフィンランドの首都でした。トゥルク城など見どころが多数あるので紹介します。(この記事は2016年05月頃にフィンランドのトゥルクを旅した時のことを書いています。)

ヘルシンキに滞在していたので、ヘルシンキ中央駅から電車で移動します。約2時間でトゥルク駅に着きます。電車を降りた後は南のマーケット広場に向かいましょう。

途中にある丘にトゥルク美術館があります。フィンランド国内で2番目に大きな美術館です。この辺りにはいろいろなモダン美術?のモニュメントがあります。

さらに南に向かうと街の中心部であるマーケット広場に着きます。この辺りに観光案内所もあるので地図やパンフレットをもらうとよいでしょう。

マーケット広場からさらに南に向かうとアウラ川に着きます。川沿いにはレストランも多く、昼食はこの辺りでとることをおススメします。フィンランドは北欧なので寒いイメージですが、5月頃は日差しも暖かく半袖で日光浴を楽しむ地元の人たちがいました。

アウラ川の橋を渡り東に向かうとトゥルク大聖堂があります。1300年頃に建てられた大聖堂で、フィンランドで最も由緒ある教会です。聖堂博物館が併設され、教会やトゥルクの街の歴史に触れることができます。

トゥルク大聖堂内部はヨーロッパの教会らしく荘厳な雰囲気です。白い石壁が目立ちますが、講壇(説教台)の後ろには絵画が飾れており、天井には青をベースとした壁画が描かれています。

トゥルク大聖堂から東に行くとシベリウス博物館があります。シベリウスはフィンランドを代表する作曲家で、この博物館には遺稿や資料が展示されています。館内中央部にコンサートホールがあり、春から秋の間の水曜日の夕方に演奏があるとパンフレットに書かれていました。

次はアウラ川沿いに西へ向かいましょう。川岸はハイキングコースになっていて、天気の良い日は徒歩で散策すると気持ちいいです。途中にフォーラムマリナム海事センターがありました。川沿いの岸壁に軍艦が展示されていたのが印象的でした。

さらにアウラ川の西に行くとトゥルク城(Turun linna)が見えてきます。この城は中世にスウェーデンがフィンランドに進出し、13世紀後半に建てられました。その後、スウェーデンは城や教会を拠点に、数世紀の間フィンランドを支配下におきました。そのため、トゥルクの街や城はスウェーデンの影響を強く受け、その面影を残しているそうです。

トゥルク城内は博物館になっていて見学ができます。トゥルクの街や城の発展の歴史に触れることができます。館員が城が拡大してきた推移や火災で受けた被害などを、丁寧に説明してくれたのが印象的でした。トゥルク城博物館。

フィンランドの古都トゥルクは日本でいえば京都に当たる街です。ヘルシンキから電車で日帰りアクセスもできる都市なので、訪れることをおススメします。

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