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オーストリア - ウィーン シェーンブルン宮殿

オーストリアの首都ウィーンには、複数の宮殿があります。シェーンブルン宮殿がとても良かったので、紹介します。(この記事は2013年05月頃にオーストリアのウィーンを旅行した時のことを書いています。)

ウィーンの観光地は、旧市街の環状道路リンクの内部に多くありますが、シェーンブルン宮殿はその外側にあります。宮殿に向かうため、路面電車58番にのり、Schloß Schönbrunnでおりました。

正門前に着きましたので、そのまま門をくぐり中へ向かいます。人気のスポットですので、多くの観光客が訪れています。

シェーンブルン宮殿は、皇帝レオポルト1世がベルサイユ宮殿をしのぐ宮殿を作ろうをしましたが、財政難で達成できませんでした。その後、女帝マリア・テレジアによって大改築され、現在の綺麗な姿になりました。宮殿の敷地の多くは庭園になっており、その面積は1.7キロ平方メートルの広さです。幾何学模様の花壇、温室、動物園など様々な建物があります。

庭園側から見た宮殿です。宮殿の部屋数は1441部屋もあり、そのうち、2階部分がツアーで公開されています。ツアーの種類によって見学できる部分が異なるので、事前に調べておいた方が良いです。

宮殿の南側には、グロリエッテという建物があります。この写真で、丘の上に遠くに見えている建物です。せっかくなので、行ってみることにしました。

丘の麓にある噴水です。ネプチューンの泉と呼ばれ、ギリシャ神話の海神ネプチューンに祈る女神テティスを中心とした彫像があり、そこから噴水が流れています。

後ろを振り返ると、シェーンブルン宮殿が見えます。丘の麓までの距離でもこんなに小さくなっていました。さて、これから丘を登ります。

ようやく、グロリエッテ前まで来ました。丘はゆるい傾斜ですが、上り坂は結構つらかったです。約20分くらいかかっています。

グロリエッテは、1775年に軍事的な記念碑として建てられたものです。屋上は展望テラス、内部はカフェになっています。

丘の上から見た、シェーンブルン宮殿やウィーンの街の風景です。高層の建物がなく、街の景観保護がしっかりされているのがわかります。

庭園西側に向かう並木道です。この先に見える建物は動物園です。マリア・テレジアの夫フランツ1世によって1752年に建てられた世界最古の動物園です。

庭園西側にある温室です。1882年に建てられたヨーロッパー最大の温室です。この時代に総ガラス張りの建物を作ったのはすごいですね。

庭園東側の並木道を南に向かって歩きました。並木道が綺麗ですね。これだけ大きな庭園を整備・維持するのは大変そうです。

並木道の終点には、ローマ風の廃墟がありました。この辺りは観光客も少なく、落ち着いた雰囲気です。

自然豊かな庭園なので野生の動物もいます。リスがこっちを見ていますね。可愛いというより、ワイルドな感じです。

シェーンブルン宮殿は、いかがでしたでしょうか?リンク(市街地周辺)の観光をされたあと、郊外に足を延ばすことを考えられているのなら、シェーンブルン宮殿と広大な庭園は見ごたえはあります。観光ルートの候補にされることをおススメします。天気の良いに、一日かけてゆっくり見学するのが良いでしょう。

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