見出し画像

ドイツ - デュイスブルク Webster Brauhaus

ドイツ西部の都市デュイスブルク。ライン川とルール川の合流地点に位置する工業都市。König-Brauerei(ケーニヒブルワリー)の工場があるのは、ビール好きには有名ですが、他にも「Webster Brauhaus」というブルワリーがありますので、ご紹介いたします。(2019年年始訪問)

「Webster Brauhaus」は1992年創業と、ドイツでは比較的新しいブルワリーです。ブルワリーの場所は、デュイスブルク中央駅から西に徒歩10分ほどの距離にあります。店舗外観は、ブルワリー部分が白い外壁、上の住居部はレンガ風の建物です。住宅地になじんでおり、初めて見た感じでは、ブルワリーとは思わないかもしれません。

奥行きのある店内は、テーブル席も多く、かなり広々としています。ちょっとしたパーティが出来そうな規模。店内中央付近には、醸造設備の一部があります。ビールの醸造工程の最初の方で使用する、マッシュタン(糖化槽)とボイルケトル(煮沸槽)です。客席の間近にあるので、良く見えます。

トイレは地下にあります。トイレへ続く道の途中に、発酵タンクや熟成タンクの設置スペースが見えます。暗くてよく見えませんでしたが、スタッフの方が電気をつけてくれました。感謝。大きいタンクですね。

メニューを見ると、オリジナルはヴァイツェン、ボック、ペールエール、フェストビア、ブロンド(ピルスナーだけどこの表記)、ブラウン(アルトだけどこの表記)などがあります。ドイツの伝統的なビールのスタイルが主の様です。

1杯目は、Winter weizen。外観は、濁りある暗い琥珀色。ヴァイツェン酵母によるフルーティなエステル香、バナナを思わす香りです。口に含むとその風味が広がります。クローブの様な風味もあります。小麦麦芽による甘さ、モルト感も感じます。苦味はありません。飲み口も軽く、とても飲みやすい。Winter Wheatは13%使用との事。

料理は、Brewmaster Cordan Bleu。豚肉のシュニッツェル(トンカツのようなもの)。フレンチフライとサラダ付き。シュニッツェルの中には、ハムとチーズがサンドされています。外側はモルトカスを使っているとの事。良い食感でビールと合います。美味い。モルトカスの再利用方法として、揚げ物の衣にするのは良いアイディアですね。

2杯目は、Webster Blond。ピルスナー。濁りのある金色。ハラタウホップによる上品な香り。口に含むと、その風味が華やかに広がり、心地よい苦味を感じます。飲み口は軽く、後味もすっきりしています。とても飲みやすいビールです。

スタッフの愛想も良く、料理も美味しいブルワリー&レストランの印象。デュイスブルクに旅される際は、「Webster Brauhaus」にも、訪れることをおススメします。

■Webster Brauhaus

https://www.webster-brauhaus.de/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?