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【妻に捧げる読書note】科学的に自分を思い通りに動かすセルフコントロール大全(by 堀田秀吾・木島豪)

自分を思い通りに動かせるなら、なんだってやっちゃうよ!

要点

  • 仕事をするときのセルフコントロール:日常業務と創造性を発揮する業務は別の能力が必要

    • 日常業務を行うためには、きれいに片付いた部屋、机で作業をする方が良い

    • 創造性を発揮する業務を行うためには、散らかった環境でこそ発揮される。

      • デフォルトモードネットワークで段違いに発想力が上がる:ぼーっとした状態になると、解き放たれた状態になり、集中しているときとは違う脳の領域が働くので、違った発想が得られる。例えば、カフェで朝活をする、というのは発想力を高めるためには適している。特に、朝「起きたばかり」の状態に近いほうが理想的。雑音が少しある状況の方が良く、また、カフェインは1杯まで、とのこと。

  • やる気を出す:テレワークなどで誰の目もない自宅で気持ちを盛り上げるなら、負荷が少し強めの散歩やジョギングなどの運動を20分くらい続けることで交感神経を刺激して、体をオンモードにする。また、41度以上の熱いシャワーを浴びることも、オンモードにすることに有効。

  • 仕事をこなすスピードを上げる:自分の締め切り=マイ終業時刻を、定時より早い時間に設定してしまう。パーキンソンの法則というものがあり、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」ことがわかっているので、あえて短めに定時を設定し、仕事を早めに切り上げる。

  • 仕事のモチベーションを維持する:たとえ価値が見いだせない仕事だったとしても、仲間と和気あいあいと働いていれば、それほど不満を感じたりやる気が低下したりせずにできる。これは、幸せホルモンであるセロトニンやオキシトシンが、コミュニケーションをとることで分泌されるから。

  • 休憩時間が長くなってしまう:学生時代のように、一定時間働いたら休憩をとるというのは非常に重要。その休憩の際には、きちんと頭を休めなければならない。瞑想したり、散歩をしたり、軽くストレッチをしたり、きちんと頭を休める。具体的には25分作業したら5分休憩をはさむのが良い。

  • 仕事のオンオフの切り替え:マイ定時を設定し、本当の定時より早めに仕事を終えたら、残りの時間をクロージングの時間を設定する。例えば、メールなどを出し終えるのを1時間前に設定しておけば、その後のフィードバック待ちの時間を確保することができる。そうやって仕事をきっちり終わらせるとオンオフはつけやすい。また、仕事が終わったら、SNSを見る、お風呂に入る、なども有効。逆に、仕事のオンのためにヴィヴァルディの「春」を聞くのがおすすめ。

  • 物忘れの改善:睡眠不足は根本的な記憶力低下につながる。アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβというたんぱく質は、睡眠中に脳の血管から体外へ排出されていく。そう言う意味でも睡眠は非常に大切。また、脳の活性化は水を飲むことでも促される。知的作業に集中する前に500mlの水を飲んでおくと、飲まずに作業を行った場合に比べて脳が活性化するという研究結果がある。さらに、脳に血液を送るために、少し息が上がる程度の負荷がかかる運動をすることも良い。少し早めのジョギングや、縄跳び、階段の将校などの運動を10~20分行うと効果的。

  • 食欲コントロール:食欲から脳の意識をそらすためには、指で自分のおでこを30秒タッピングする×4回を実行することで効果があることがわかっている。

  • 朝、すっきり目覚める:目覚める時に例えば前日に合った楽しい出来事を思い出すなどポジティブなことを考えると、それだけでストレスを抑える効果が期待できる。

  • 人をねたむことをやめられない:まず、嫉妬は不要な感情ではない。自分より魅力にあふれた存在を嫌悪して攻撃することで、自分の子孫繁栄の可能性を高めるための感情。ねたみそうな対象は「上」に持ち上げて見る。人は上を見ると、その感情をポジティブにとらえることができる。ねたみそうなときは、空を見上げるなど上を見て、ポジティブな感情に変換していくと良い。

響いた内容

科学的に証明されている様々なメソッドが面白かった。

こんな人に読んでほしい

自分をコントロールしたい人。


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