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【妻に捧げる読書note】ふがいない僕が年下の億万長者から教わった「勇気」と「お金」の法則(by 小林昌裕)

ちょうど気分が落ち込んでいて、ふがいない僕の気分に支配されていた僕が図書館で吸い寄せられるように出会った本。

要点

  • お金に対する概念は、自分の生まれ育った家庭のものを強く引き継いでいる。うちにはお金がない、という家で育ったら、そういうものだと刷り込まれたまま生きている。人生は、つねにお金に困り続けるもの。と思っていないか。

  • 「平凡の範囲であれば、幸せは崩れない」という幻想を捨てる。現代の日本では、平凡、普通の範囲で暮らしていても、目指していた「安定した人生」とはかけ離れている。一歩踏み出す勇気が必要。

  • 怖くても、現状を書き出して可視化してみる。遅かれ早かれ、「お金が足りない」という現実を突きつけられる日が来る。ならば、直視するのは1秒でも早い方が良い。自分の心の庭にはびこった、「現状維持」という名の雑草を抜き、お金を稼ぐための種をまかなければ、いつまでたっても人生の主人にはなれない。

  • 本当にやりたいことを思い出そう。会社を時間と労働を売る場所だと認識してしまうと、日々の生活は我慢の連続になる。お金があればできること、お金があったらやりたいことを、書き出せるだけノートに書いてみる。できる限りたくさん、できる限り大きな、できる限りワクワクする、お金があったらできること。それを手に入れたとき、実現した時に感じるであろう喜びにフォーカスすることで、我慢の日々ではなく、目的に向かって突き進む日々に変わる。

  • 今の自分に満足していないなら、今まで避けてきた「自分のためになるけどちょっと嫌なこと」を選択してみる。嫌な方を選ぶ基準とは、「自分のためになるだろうと思えるけど、やりたくないと思ってしまうこと。」3回中1回くらいからで良いので、嫌なことを選んでみる。今までと同じ方法を繰り返している限り、現状打破はできない。だから、ほんの少しの勇気を出して、目を背けずに向き合おうと思ったとき、そして実際に行動に移したとき、すべてが動き始める。

  • 結果を決めて紙に書くと、それに向かって動き出す。ハーバード大学の人間の行動レベルを示すデータに、「3:10:60:27の法則」というものがある。これは、成功者とそうでない人の思考や行動のパターンをレベル分けしたもの。具体的な目標を決め、結果を出せるのは100人のうち3人。明確な目標は決めないものの、行動して時間がかかっても結果を出していく人たちが10人。60人は、日々の生活はなんとかできているものの、先に不安があり、やってみようとするものの途中で挫折してしまう。最後の27人は不安や不満はあるものの何も行動しない。

  • 何か行動を起こそうというとき、お金に縁のない人は過去に注目して「今さら・・・」と言う。お金に愛される人は、未来に注目して「今から!」と言う。

響いた内容

お金とか投資の本って、清水の舞台から飛び降りる前提で、叱咤激励される書き方が多い印象なんだけど、この本は丁寧に気持ちに寄り添ってくれて、とても勇気が出た。

こんな人に読んでほしい

ふがいないなと思っている人。

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