ドライヤーとリーダーの共通点とは?
今朝、ドライヤーで乾髪の最中。
先端ノズルがポロっと落ちた。
ここ最近、本体とノズルの接合部分がバカになっている。
そのため、すこし衝撃があるだけですぐに外れてしまうのだが、今朝はその接合部分に挟まっているリング状のパーツも、ノズルといっしょに外れて落ちた。
しかも悲しいことに、そのリング状パーツは割れてしまった。
リング状パーツなしでノズルを取り付けようとしても、本体とカッチリ固定することはできない。
なんとなくくっついている感じはあるものの、スイッチオンにすると、ノズルはまたすぐにポロっと外れてしまう。
朝の忙しい時間帯である。
誰もが洗面所を使いたがっている。
ノズルはあとで強力接着剤でくっつけることにして、ノズルなしドライヤーで髪を乾かすことにした。
しかし、である。
ドライヤーにいつものパワーがない。
音はうるさいが、どこかぼんやりとした温風が頭部にあたっているだけだ。
内蔵ファンと電熱部品がどれだけ強力な熱風を作り出しても、その風を一点に集約するノズルなしでは、本体から飛び出した瞬間に風は好き勝手に発散してしまうようだ。
これでは髪を乾かす目的を果たすことができないわけだ。
ふとおもった。
これは会社組織と同じである。
メンバーがどれだけ一生懸命に働こうとも、発生するエネルギーやアウトプットをひとつの方向にまとめあげるノズル、つまりリーダーが存在しなければ、その成果は顧客には到達しない。
チームが生み出す力を一つの方向にまとめる強固なリーダーがいて初めて、成果が顧客に届くのだ。
わたしはチームのノズルを果たしているだろうか。
びしゃびしゃの髪に生ぬるい風をあてながら、ぼんやりと考えた。
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