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頑なに抵抗していた事を受け入れたらステキなスマホケースが生まれた話。


何から話そう、私のこと、これまでのこと、これからのこと。話したいことが溢れて全然まとめられる自信がない。そんなテーマも何も決められないまま書き進めてる。

私の拘りというのか?
モノづくりのテーマというのか理想なのは、

“1から自分の手で作ること”

作り手になろうと考えた時に
1番最初に決めたのがこれだった。

そう決めた理由は話せば
長くなるので省略しちゃうけど、

自分の作った作品を
作業工程は勿論、素材や全部、
自分の口で説明できなきゃ
”自分で作りました!!”
って言えないのではないか
そんな風に思っていたから。

デザインさえ用意すれば
印刷や加工全て行ってくれる
業者さんは山のようにいる。

モノづくりで生計がたてられる
確信なんてゼロのままだったが
私の中の”頑固”を優先して
UVプリンターの購入を決意した。

スマホケースづくりも初めての事だけど
最適な素材探しからはじめる苦労と楽しさは
自分でやるからこを味わえるもので、
1つのケースに対して語れる言葉もいっぱいある。
”私、スマホケース作ってるんだなぁ”
それが凄くうれしかった。

軌道に乗り手帳型ケースづくりに挑むとき
これまでにない苦悩と挫折の連続だった。
作品の中で一番の思い入れのある作品は
手帳型ケース。自信をもって販売できる作品。

(余談:minneとものづくりとの記事で
手帳型についてお話してくださってます)
https://mag.minne.com/2019/07/17/special_episode03/

手帳型ケースを作れるようになって4年。
今ここにきて再び苦悩する事が起きた。

誰でもオリジナルケースが手軽に作れるようになった現代、以前のように数も多く出なくなった。
”出せば激しく売れるもの”から”落ち着いて売れるもの”に変わった時、個人でチマチマとやってる
私にとって1機種で何百個と仕入れ管理する事が
厳しくなり毎年新型が出る度に手帳型ケースを作り続けることがリスキーになったのだ。

あんなに頑張ったのに良い作品なのに。
本当に良いものなのに。そんな問題で
諦めるなんて…辛かった。

他に頼る選択肢にいまだ抵抗のあった中
ある業者さんから取り扱ってない機種を
うちで作らないか?と連絡があった。

こういうお誘いの連絡は作り手なら良くある事で
同業だからとお断りするのだけれど、
お相手はUVプリンターを検討ていた当時から
すでにスマホケースづくりで成功をおさめ
実績のある有名な企業さんだった。

あの会社だ!と思わず返事をした。お話を聞き、手帳型ケース作れる!安心してお願いできる!と”作れる”嬉しさがよみがえった。

ついに1作目
あの時、仕入れを泣く泣く諦めた
憎き(笑)アイフォン12シリーズ。

試作が手元に届いて
嬉しくてニヤついた。

デザインが可愛くて喜んだんじゃなくて
(当たり前にデザインは可愛い)
綺麗に丁寧に作ってくれたことが
嬉しくてニヤニヤしたのだ。

丈夫さは今までと同じかそれ以上。
重要な印刷面の滑らかさも◎
高さ調整もバッチリだからクッキリ。

活動始めて5年ちょっと、
最初に決めた”頑固”が
ちょっと違う形に変化した。

ぜひぜひ今後も
まるぺの手帳型ケースって
丈夫なんだよって言ってほしい。

丁寧に作って貰えるという
新しい”嬉しい”を手に入れた。

まだまだこれから。
やっぱりずーっと
スマホケース作っていたい。


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