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読書レポート144

青い孤島
森沢明夫
2021年3月21日発行

夏休みに読むには適してる
観光資源も施設もない小笠原諸島の小島で自由に暮らす話しだからだ
コロナ禍の中で書かれた小説
物狩りを読むだけなら船酔いや荒天の心配もせず、スカッと大海原と青空と、クジラの潮吹きまで楽しめる
お得に夏休みの時間が過ごせる

島民199人の小さな島の地方創生予算で島の活性化事業を受注した広告代理店
担当者は、わずか30人ほどの社内でも成績が下の方の30男
取柄も特技も特徴もない

よく小説にも使われてすっかり手垢まみれのテーマだ
小笠原諸島の小島だから良いのかも
ひとしきり南海の島に逗留した気分を味わう
夏休みだけど、オミクロン拡大で行動を控えているからちょうど良い夏旅行気分だ

島の199人のうち本土から来た公務員など若干名を除いた、本来の島民は西と東に分裂していた
資本主義と共産主義とは違って 土着の生活からくる分裂だ
舞姫と巫女のいる大きな神社もある
握手より気持ちのこもった首絞めの絞首も習慣としてある
活性化の仕事なんか最初から諦めてても島民と日々過ごしてると、分裂でやりにくいことも多いのがわかってくる
島の飲み屋の店員としてたまたま一緒に同じ船で島に来た美女と相談して島を一つにしようとRPG感覚でストーリーを作って、神社の祭りの日に実行する
それぞれの役割も演じて、見事、東西の島民が首を絞め合う
舞姫からもご神託が下る
島が一つになる
ゲーム好きの美女は、観光誘致イベントを発案した
青い孤島  小鬼ヶ島伝説の秘宝を探せ!
少しづつ若者が島に来るようになった
島にいた鬼は、退屈 っていう鬼だったんだ
いやいや、一月くらい小笠原の離れ島で夏休みを過ごしたような気分だ
お土産は竹芝桟橋についてからでいいや
たーのしかったー うふふ

著者の森沢明夫さんも釣り好きのようで日々三番瀬から東京湾の海釣りで遊んでると見えて、島料理の魚もいいもの出してくれてました
あ〜  小笠原でもいいけど、セイシェルとかニューカレドニアとかタヒチとか南洋の島に行きたいー
誰か 仕事でもいいから行かせてー

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