見出し画像

3歳まで砂糖を食べない。は現実的か考えみた

保育園栄養士のゆりぎょーちです、こんばんは
もうすぐやってくる6月の4日~10日は、「歯と口の健康週間」そのことを知ったのは3年前で、保育園栄養士をはじめてから1年後でした

きっかけは、歯科の分野に興味を持っていろんなことを勉強させてもらって完全に意識が歯科にも向くようになり、来る6月、歯と口の健康週間という素晴らしい期間があったことを知りました

6月(ム)4日(シ)=虫歯の日。虫歯予防の日!ってことなんだそう

この期間に保育園でも積極的に虫歯予防や歯磨き指導などしていきたいと考えてます

そこで、

虫歯予防には砂糖の摂取量が関係しているのは、紛れもない事実なのですが歯科に長く勤められた尊敬する管理栄養士さんや先生方から
3歳まで砂糖を食べさせないようにすると虫歯予防に繋がる」という興味深い考えを教えて頂き、私が運営する栄養士・管理栄養士のコミュニティで実際、そんなことは可能なのか?聞いてみました!

3歳まで砂糖を控える理由

乳幼児時期の味覚の発達が一生の味覚に関わると言われるほど、3歳頃の味覚は繊細でこの時期に多くの食べ物を知ることで、好き嫌いの多さに関わると考えられています

その為、はやいうちから甘くて美味しい砂糖の美味しさを覚えてしまうと野菜など苦い食べ物を口にせず、味覚の発達を妨げる原因にもなるんですよね

また、砂糖の甘さを頻繫に欲しがるようになると肥満や虫歯のリスクがあるということなんです

結論からいうと、

個人レベルで(各ご家庭)で砂糖を制限する、ってことはできても、保育園や行政など大きな規模で「3歳まで食べないようにしましょう!」って推奨していくのは現実的ではない。ってことでした

実際に、保育園でも保護者の方から「甘いお菓子は出さないで欲しい」「チョコは保育園で出ないですよね?」など声を聞いてきました

確かに!気になりますよね!ってかんじなんですが
意外と聞いて頂かないと伝わってないこと多いんですよね(スミマセン)

本当にいろんな保育園があるんで保育園の選ぶ基準として、
保育園で出すお菓子はどんなものか?
使ってる甘味料は何か?
などは持っていた方がいいと思ってます

ただ、一切3歳児になるまで砂糖を使わない保育園はかなり稀?私も知らないので、もしかしたら園の方針で「3歳まで砂糖を食べさせない」と掲げてたら可能性としてありますが

その保育園探すくらいなら、ベビーシッターさんや自宅保育などで個人の範囲で守っていくのが現実的かなと感じてます

保育園で実現が難しい理由

気持ちとしては、保育園でも3歳まで砂糖提供しない!ってしたらいいな
と思う反面、そうしようと思ったら運営めっちゃ大変だ。ってなります

献立作成時も、家庭とは訳が違うので使える食品や調理方法は大量調理で可能なこと、かつ安全に提供できるものが最優先となり、その中でコストも限られているので

なかなかなんですよね、本当になかなかです

家庭でも簡単ではない

実際に、栄養士や管理栄養士さんに自分の子供にできますか?って聞いてみましたが、かなり厳しいかも~ってことでした

砂糖なんて市販品にはほとんど入っていると言っても過言ではないので。基本ごはんは手作りで仕事バリバリしながらって難しいよな~とか
調理レベルが高くないとできそうにない
ってことも意見として上がりました

また、ご好意で友達やおじいちゃん、おばちゃんからお菓子貰うことってありますよね
そんな時は、事前に伝えておいたりしないとトラブルになりかねないし
断るのも心苦しいし。。。という声もありました

あまりに子どもにダメダメ言って、食べたい!って気持ちを抑えるはーーとも考えると簡単なことではないのは間違いないと思いました

「3歳まで砂糖を食べさせない」をやるやらない。出来る出来ない。はかなり選択肢の多い話でなかなか難しいものですね
ただ、砂糖の食べ過ぎが虫歯に繋がり、口腔ケアをきちんとしないと食べ物を食べるための大事な歯と口を失ってしまう
ということは保育園栄養士としてもちゃんと広めていきたいと思っています


6月の4日~10日の歯と口の健康週間で向き合っていきましょう~!

読んで頂きありがとうございました

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このマガジンは2020年5月にスタートした
栄養士・管理栄養士オンラインコミュニティ『爽健茶室』で
メンバーとSlackで会話した内容を一部抜粋+補足して書いています

爽健茶室noteマガジンは毎月15日と30日に投稿中!
次回の投稿は、6月15日です、お楽しみに

\\\絵本感覚で食を知る・爽健茶室インスタグラム///


この記事が役に立ったらぜひサポートお願いします!栄養士として食からサポートできるサービスをしていく糧にします。一緒に、美味しいご飯を食べ続けましょう。