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「組織は無能と無能と無能からできている」・・・ピーターの法則について


「ピーターの法則」というものがあるらしい。

簡単に言うと、
ヒエラルキーのある組織は、無能な者に溢れ、
仕事は、出世の余地がある人間によって遂行される。

とうものらしい。(かなり意訳。間違ってたらごめんなさい)

仮に、
平社員、課長、部長、社長の四つの階層がある会社を例にしてみよう。

まず、平社員の中で、有能・無能を選別し、有能な数人が課長になる。
さらに課長でも、有能・無能を選別し、
課長として無能だったものが、課長職に留まり、
課長として有能だったものは部長になる。
同じように部長として無能だった者が部長職に留まり、
部長として有能な部長は社長になる。

その時点で会社には、
平社員として無能な者と、課長として無能な者と、部長として無能な者と
社長だけが残る。


ところが、社長になった者が社長として有能とは限らない。
結局、その組織は各階層ごとに無能な者だけが存在する
無能な組織になる。ということだ。


では、それを防ぐにはどうすれば良いか。

例えば、こんな募集要項が考えられる。

・当社は仕事に専念している者は昇進ではなく、昇給によって対応する。
・社長職を含む各役職は、入社時に候補者をランダムに選び、
専門の役職者育成プログラムによって、出世競争を経ずに、直接任に付かせる。育成プログラム中にその役職に就くには無能だと判断されたら、その時点で解雇される。
・これにより生涯収入は、社長より平社員の方が給与が高いと言う事も起こりうる。
・このシステムに納得する者だけを採用する。

この会社、オーナーが上から下まで社員を常に評価することになるけど、
それが出来るオーナーがいれば、風通しが良いから、意外と良い会社になるかもしれない・・・なんてね。

            おわり

*好調なベンチャーの初期は、これに近いかもしれない。
すぐにヒエラルキーが出来てつまらなくなるけど。



「社長より給料高くてすみません」


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