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食後のコーヒー

ペーパードライバーの中のペーパードライバーな私は徒歩圏内で日々を生活している。特にこの1年、本当に自分の脚だけが交通手段な日々を送った。

先日、インスタでめちゃくちゃおいしそうな刀削麵を見つけた。

歩いて行けなくはないがちょっと距離がある場所。でも絶対食べたい!と、友達に車で連れて行ってもらった。ありがたや。

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プルンともちっとした食感の麵に、一番小さい辛さにしてなお痺れる山椒が本格的なお味に大満足した我々は、食後のコーヒーを求めて山を目指した。(あ~美味しかった!絶対また行きたい!)


徒歩圏内と言う極限られた狭い範囲を拠点に生きている私は、一歩区を出てしまうと右も左も分からなくなる。なので、この友達が目くるめく(?)区の外の世界を見せてくれていつも感謝している。

今回食後のコーヒーに選出されたのは、山を切り開いているだろう団地の中のコーヒー屋さん。団地の中ををぐるぐると登って行って住宅街の中に突然お店が現れた。

正直コーヒーは好きだけど違いは分からない。しかし、景観を生かした一面ガラス張りの店内から景色を一望しながら飲むコーヒー(カフェラテを飲んだよ)は最高だった。

コーヒーの香りってなんでだか落ち着くよね~。



その昔、父の四十九日の法要のとき、お寺の一室をお借りして親族で仕出し弁当を食べた。住職の奥様から「餃子ちゃん、食後のコーヒーがいる人聞いて~!」と言われた。

私は当時大学生で、コーヒーなんてグリコのカフェオーレ(激甘)を愛していたしスタバでもフラペチーノ党でコーヒーを嗜む習慣がなかったので、「餃子はいらないけど」と言いながら集計した。(尚、カフェオーレ、フラペ愛は進行形)

すると、父の妹である叔母(めっちゃ陽気)が「んまぁあああああああ~!餃子ちゃん食後のコーヒーいらないの!?私なんてコーヒー飲まなきゃ食事が終われないわよ~~~~!アハハハハハハハ~!ま、餃子ちゃんも大人になれば分かるわよ~!!!!!」と言っていたが、まっことその言葉の意味が分かるようになってきた。

もちろんコーヒー飲まなきゃ食事が終わらないことはない。現に家ではコーヒーどころかお茶さえ飲まない。とにかく水を飲んでいる。(面倒だから)

もちろん叔母とてコーヒーを飲まない食後もあるだろうが、食後のコーヒーはホッとするというか、あるなら是非飲みたい気持ちはわかる。

外食して「食後のコーヒー飲もうか」となった時、あの日の光景と叔母の言葉がふと蘇っては、私も大人になったな~!と思うのだ。


そして以前友達にもこの話をしていたので、この日もコーヒーを一口飲んで「あ~食事が終わった!ね!」と言ってくれた。


なんだかそんな私が話した取るにたらないような話を覚えていてくれて良い友達だな〜と思ってほっこりした。


みなさまも、食後のコーヒーでホッとしましょうね!!!


といったところで今日はおわり!



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