タンゴを踊る女性は美しい。


テーブルで座っている時よりも、フロア誘われて踊った時がより一層引き出させる。タンゴは踊る前からタンゴを踊っている。フロアを囲む椅子に座りながら待つ。ただ待つのではなく経験をもった罠を仕掛けて待っている。

標的にした男性の誘いを受けたら応えてうなづき、フロアにででる。一言二言、言葉を交わし、アブラッソする。日本語には女性を表す多く形容詞がある。美しい、綺麗、可憐、清楚、可愛い、お淑やか、麗しいなど。その中でタンゴは妖艶と美しいが似合う。

「妖艶」は国語辞典の通りに
生々しい美しさを妖しく纏う。「美しさ」には、強さと純粋さが見える。タンゴはステップは教えるが、美しさや妖艶さは教えられない。タンゴダンスを通して磨かれていく。

この深いつながりはダンスフロアを見ている者を惹きつける。

タンゴは美学的な側面だけでなく、社会的な側面からも女性の美しさを引き立てさせる。多くの女性がタンゴの練習を通じて自身の身体感覚や自己表現を深め、自信を増すことができる。

また、タンゴはコミュニケーションのスキルを磨く場。ダンスパートナーとの深いコミュニケーションが求められるため、自己理解と他者理解の両方を深めることができる。

女性の外面内面が磨かれるダンス、タンゴ。
だからこそ、タンゴを踊る女性は美しい。

GYU