歴史的かなづかい(いろは48文字)、現代かなづかい(あいうえお46文字+「っ」「ー」)混在です。 ラッパー群れる夏休み 青に壁塗り韻を踏め 星聴く頃も宴ゆえ ひそと寝させて夜半の街 らっぱーむれる なつやすみ あおにかべぬり いんをふめ ほしきくころも うたげゆえ ひそとねさせて よわのまち 無限ループの現世を 何故か我等に幸ありと まだ見ぬ広い沖へ燃え 早く寝てこそ夢欲す むげんるーぷの うつしよを なぜかわれらに さちありと まだみぬひろい おきへもえ
「俳句ポスト」の月曜日に掲載されたもの、されなかったもの、両方載せています。基本的に現代仮名遣いですが、歴史的仮名づかいの句もあります。 烏羽(うう)重い婆の手の幅薯を植う 【馬鈴薯植う】 越す入り江貝寄風良い帰り何処 【貝寄風】 鮓蒸すや不埒ぞそちら増やす虫唾 【鮓】 練る捻る冷麦力むや昼寝昼寝 【冷麦】 床の嘘美貴っぺ月見草のごと 【月見草】 長き五月雨国暮れた岬かな 【五月雨】 哀しき秋薊ミサ飽き飽きしなか