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短歌研究新人賞応募作③ 第66回(2023年) 佳作

よこたはりながら仕事をする人もをらむ通話はビデオオフなり
公園に鬼ごつこする子ら散れり遊ばずなれるわれの眺むる
そのひとのこゑの印象まもり来つかほ知らずとも仕事はできる
差しこめる陽は机から床へ降り壁に至りぬはたらける間に
風あらきひと日の暮れに長き葉を土に触れゐる鉢を起こせり

「短歌研究」2023年7月号

選考委員は、石川美南さん、黒瀬珂瀾さん、斉藤斎藤さん、横山未来子さん、米川千嘉子さんでした。ありがとうございました。
在宅勤務について詠みました。2年つづけて応募できてよかったです。

2024年の短歌研究新人賞応募作に取り組んでいます。


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