H.A.A.S.M

人文系の若手研究者。博士後期課程在学中に3人の娘を出産。子育てをしながら、論文の執筆、…

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人文系の若手研究者。博士後期課程在学中に3人の娘を出産。子育てをしながら、論文の執筆、非常勤講師の仕事、その他もろもろの研究活動をおこなっている。

最近の記事

子どもは「純粋培養」ではない

子どもたちの保育園で、5月6月と懇談会(保護者会)が続き、園長や担任、クラスの保護者と話す機会があった。コロナ禍で中止になっていた園と保護者とが集う場が戻ってきて、とても嬉しい。 長女のクラス懇談会で園長が、子どもは純粋培養ではない、と言っていて、ハッとした。 子どもたちには、よりよい環境で育ってほしいし、悪影響のあるものからは遠ざけておきたい。子どもらしく、のびのびと育ってほしい。そう思って、この保育園なら、と思って選んだ。 実際には、いろいろな子ども、保護者がいて、

    • 子育ての記録を残すとは

      母が、子どもに悪かったなとずっと心に引っかかっていたことも、大人になった子どもたちと話してみると、なんとも思っていなかったり、むしろ自分がなんとも思っていないことを子どもたちがよく覚えていたりする、と言っていた。 そして、そういう親の勘違いや、子どもの記憶に、むしろ救われている、とも。 そういうものか、と思った。 そんなおり、最近ラジオで詩人の伊藤比呂美が、昔かいた子育てのエッセイを復刊したと言っていて、復刊にあたり娘さんたちと、これを改めて世に出して良いか話し合い、最終

      • おむつなしから学んだこと

        このあいだ、インスタのおむつなし研究所アカウントに少しコメントを載せてもらった。今までも、おむつなしについて発信するときに、繰り返し伝えてきた言葉の一部。 あきえさんから、言葉一つ一つが身に染みました、とメッセージをいただき、改めて、むしろ私自身は、この言葉を忘れていたな、と思い出した。 子どもは、赤ちゃんの時点ですでに、自分の人生に必要なことがちゃんとわかっている。大人が手取り足取り導かなくても、もうすでに、自分の人生をしっかり生きているんだ、と信頼できるようになること

        • インスタをやめるかどうか

          もうすぐ長女が4歳になる。かわいい三姉妹の写真をインスタにたくさん投稿してきて、私自身の子育て日記みたいな感じで使ってきたけれど、娘たちのプライバシーの問題も気になる年齢になったな、と思って、そろそろそういう顔出しの投稿をやめるかどうか、最近考えている。 子どもってかわいい!子育てって大変だけど楽しい!こんなふうに楽しく子育てできるよ!仕事と子育ての両立ってこんなスタイルもありだよ!ワンオペでもこうやってやりくりしてるよ!っていうことを、ゆるりと発信するにはよかったのだけど

        子どもは「純粋培養」ではない

          妊娠初期

          妊娠3ヶ月にはいったくらいの今。まだ予定日が確定していなくて、来週の検診で決めるかな、という感じ。 嘔吐とかはなくて、悪阻は毎回軽め。だけど、この倦怠感が、とてもつらい。やりたいはずの仕事に、全くやる気が出ない。ただただゴロゴロしていたい・・・。 自分が怠けているようで、子どもを預けて何してるんだろうっていう気持ちになるのが、なんともやるせない。 きっと、うつ病になった人も、こんな感じなのかな、と思う。 怠けたいわけじゃないし、やりたくないわけじゃないのに、体の底から

          妊娠初期

          いっぱいがんばれない

          想像以上に保育園に早くなじみ、楽しそうに通っていた娘たち。 先週まるまる一週間風邪で休んでしまった。久々の登園となった今週、とにかく泣いて泣いて、保育園に行きたくなくて、大変な娘たち。 月曜日と火曜日は、保育園の玄関でギャン泣き。水曜日は保育園の駐車場でギャン泣き。今日、木曜日は家を出る前からギャン泣き。そんなに行くのが辛くなってしまったのか。。 2歳(今月3歳になる)の長女が、「昨日はいっぱい頑張ったの。今日はいっぱい頑張れないの」と言う。そうかー。昨日はいっぱい頑張

          いっぱいがんばれない

          合わなくて悩んだ一時保育

          4月1日、娘2人(2歳と1歳)の入園式。さくら・さくらんぼ保育を実践する保育園で、ここは絶対に楽しいから行っておいで!と自信を持って子どもたちを送り出せる園。こんな保育園に出会えて、無事に入園でき、とても嬉しい春。 子どもが保育園に行くのは、寂しいよね〜とよく言われますが、実は、意外とそうでもなくて、ここなら!と思える園だし、じじばばに預けるくらいの感覚で、送り出せている。なんて幸せなことだろう。 保育園に預けるんだから、こういうことは諦めなきゃ。自分でみるんじゃないんだ

          合わなくて悩んだ一時保育

          たゆたえども、沈まぬ

          自分のための備忘録。 家にテレビのない我が家だけど、ときどき行く義父母宅で、子育て関係の番組とかを義父母が録画しておいてくれて、みせてくれる。頼んでいるわけではなく、義父母の優しさ。 大日向雅美さん某番組が、「たゆたえども、沈まぬ」という言葉を、お母さんたちに贈っていた。 フランス・パリの紋章に書かれている言葉。 ”Fluctuat nec mergitur“というラテン語。フランス語では、”Il tangue mais ne coule pas(揺れはするが、沈没は

          たゆたえども、沈まぬ

          noteはじめました

          半年くらい前に、大学時代の友人から、noteやってみたら?と勧めてもらってずっと気になってた。 仕事のことはFacebookで、子育てのことはInstagramでも書いてきたけれど、もうちょっと違った発信の仕方があってもいいなぁとは感じてて、でも、noteをはじめたとして、何をどういう立場から書くか、あんまりピンとこなくて、なかなかはじめられずにいた。 今日、研究会などでよくお世話になっている方とカフェでちょっとお会いして、おしゃべりしてたら、その方が30代の頃にブログや

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