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成長曲線と私

頑張っても報われない時代なんて誰が言い出したのだろうか。

成金情報飽和時代

頑張っても報われないから頑張らない。
おそらくだが成金ががもてはやされすぎているからだと思う。

成金の語源は将棋である。
将棋で、敵陣に入って金将の資格を得た駒のこと。金将は強い駒で、最も弱い歩兵でも敵陣に入れば金将になれる。
転じてもとは貧乏だったのが急に金持ちになった人を指す。

と金

昭和の時代からもてはやされるのは成金ばかりだ。
一方生まれながらの億万長者や代々続く老舗はあまり注目されない。
ドラマチックさに欠けるからである。
メディアはドラマチックなものしか取り扱わない。

昭和の時代は情報が少なくて、成金は雲の上の存在だった。
新聞やテレビで取り上げられるのは、誰でも知ってる会社の社長か、誰でも知ってる芸能人だけだった。

現代は成金情報が溢れていて、全く聞いたことのない会社の社長も、その辺を歩いてそうな若者も取り上げられる。
成金が身近になったように錯覚し、自分もなれそうな気がするのである。

成功とはなにか

成金になれそうにないから頑張っても無駄ということなのか。
会社員は成金になれないから負け組なのか?
起業しても細々とやっているから負け組なのか?

そうではない。

成功とは【自分も自分の周りの人も幸せであること】である。

自分で自分の機嫌が取れれば成功であるし、誰かを幸せにできれば大成功である。

一攫千金を狙って情弱向けの罠にまんまとハマるのも、仕事なんてどうでもいいと趣味に生きるのも、あまりにも短絡的すぎる。

成長曲線

努力と上達度は比例すると思われているが違う。
実際は赤い線のように現実が理想に達しない時期を経て、ある時急激に上達する。
一つずつ階段をのぼるように成長するなんて嘘だ。
物事は結果が出るまで時間がかかるのである。

誰でも最初からなんでもできたわけではない。
必ず初心者だった時期がある。
何かができる人は、その何かについてブレークスルーまで努力している。

ブレークスルーの時期を早めることはできるが、結果が出ない時期を無くすことはできない。
成長に爆速はありえないのである。

好きなことをやる

ブレークスルーの時期を早めるには好きなことをやることだ。
好きでなければブレークスルーまで続けられない。
好きなことがないなら、嫌いではないことをやってみるのはどうだろうか。

向いていることをやる。

好みと向き不向きは一致しない。

好きだけど向いていないことはあるし、好きではないけど向いていることもある。

好き嫌いだけで決めていると選択肢がなくなってしまう。
好き嫌いは主観で、向き不向きは客観的だからだ。
好き嫌いは自分の脳内で起こっていることであり、異論を述べる人がいないから、脳内会議では選択肢が狭まる。

向き不向きは自分を客観的になるとみえてくるが、思っているだけではわからない。
とにかくやってみることである。

客観的に見てくれる他人にきくのもよいだろう。
クールで寛容な友人を持つと人生が捗る。

ブレークスルーは突然やってくる。

今の会社に入って5年。
現在私はブレークスルーを迎えている。
あんなに出来なかったことが急にできるようになった。
点と点が結びついた感じである。

できると楽しいので好きになるものである。

私は今の仕事が好きである。
賞与が出れば言うことはない。

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