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花はまぼろし すべての生命もまぼろし


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花はまぼろし
すべての生命もまぼろし
生命は虹のようなもの
生命は
ひとときの甘い香り

この世ならぬ
宝石のような美しい輝きを
いっしゅんだけみせて
夕日のように消えてしまう

写真や映像に残しても
もう
さわれないし香りもない
デジタルメモリーという
無味無臭の情報という存在
重さもかたちもない
数字の羅列



*この詩は、詩画集「ぼくは宇宙のかけら」全31篇の第20篇です。
他の篇はこの詩画集からごらんになれます。

10月もなかば、
朝晩めっきり涼しくなってきました。
雨上がりの公園の池は、
ゴミもなくたっぷりの水量で、
これで微風が吹けば、
きょうもラジコンヨット日和です。


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