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【乙武洋匡の教育連載 vol.3】いまの時代に「学校」って必要?

「教育」という言葉を聞いて、真っ先に連想される言葉としては「学校」が挙げられるだろう。それだけ、教育と学校は切っても切れない関係にあり、実際にこれまで学校は教育の多くを担ってきた。

だが、時代の変遷とともに、この前提に疑問を投げかける声も増えてきた。

「学校は、本当に必要なのか?」

これまで、私たちは家庭や地域だけでは子どもたちへの教育をすべて担うことができないので、教育の専門家であり高度な技術を持つ「教師」にそれを委ねることにし、その教育の場として「学校」を必要としてきた。しかし、近年ではすっかりインターネットが普及し、そこに玉石混交ではあるものの教材はいくらでも転がっていて、私たちは学校へ行かずとも「学ぶ」ことができるようになった。

ならば、もう「教師」も「学校」も必要ないのではないか——こうした疑問が湧いてくるのは、むしろ自然なことと言えるだろう。

結論から言うと、それでも私は必要だと思っている。理由は、2つある。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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