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「乙武なんか干されればいいのに」と、彼らが遠慮なく口にできるようになればいい。

今月上旬だっただろうか、くっだらないニュースを目にした。

私も定期的に出演している『ワイドナショー』(フジテレビ)で、アシスタントを務める久代萌美アナウンサーが、松本人志さんのイジりに「本当に嫌い。干されればいいのに」と口にしたところ、「お前ごときが身分をわきまえろ」などと批判コメントが相次ぎ、彼女のSNSが炎上したという。

もちろん、これは以前に指原莉乃さんがTwitterに書き込んだ「松本さんを救ったひと言」をオマージュした発言であり、むしろ久代アナのトークスキルの高さを窺わせるシーンだったように思う。

指原さんも、久代さんも、本気で「(松本さんが)干されればいい」と思っているわけではなく、掛け合いの妙というやつなのだが、これを真に受けて「お前ごときが身分をわきまえろ」などと批判する人がいることに驚きだ。テレビでは“気の利いたひと言”すら言えなくなってしまう。

じつは私の中にも、「メディアから干されてしまえばいいのに」と思っている人物がいる。それは冗談でも、掛け合いの妙などでもなく、なかば本気で思っている。それは紛れもなく、乙武洋匡、その人である。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116

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