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世界の“ジャイアン”に、私たちはどう向き合うことができるのか。

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私は専門家ではないのでまったく詳しくはないのだが、年始からずっとこの話題が気になっているので、必死に関連ニュースを読み漁っている。

どうやら今回の米軍によるイラン革命防衛隊・ソレイマニ司令官の爆殺は、自衛のための先制攻撃とは言いがたく、国際法違反の可能性が高いという。またアメリカ政府は駐留していたイラクとの間に「(イラクを)他国攻撃の拠点としない」という合意を交わしていたが、今回の空爆はイラク側の合意も得ておらず、契約に反する結果となったことが伝えられている。

さらにトランプ大統領は、イランによる報復行為があれば、52カ所に攻撃を加えるとTweetしている。そこにはイランの重要な文化的施設も含まれることを示唆している。

それが戦争犯罪にあたることは明白だが、それを知っての上でのTweetなのか、それとも無知なのか。いずれにしてもムチャクチャである。

そんなメチャクチャなアメリカに、日本は国際社会の一員としてどう振る舞うべきなのだろうか。もちろん非難の声を上げることが“正しい”ことなのだろうが、いわゆる「核の傘」で守ってもらっている立場上、どこまで“世界のジャイアン”にしっかりと物申せるのか。日本政府としては、非常に悩ましい舵取りを迫られているというのが正直なところだと思う。

防衛を“アウトソーシング”している代償として、今回のように言いたいことが言えなくなるといった状況は当然起こりうる。これを是とするか非とするかは人それぞれだろうが、少なくとも日本は安全保障上、そうしたジレンマを抱えざるを得ない国であるということは理解しておく必要がある。

世界中のTwitterのトレンドが、 #WWIIl#Iran などこの話題で持ちきりだった頃、日本ではテレビ番組や福袋についての話題がトレンドだったという。まあ、微笑ましくもある話ではあるのが、もう少し“自分事”として考えられる人が増えてもいいのかなとも思う。日本も、れっきとした国際社会の一員なのだから。

繰り返しになるが、私は専門家ではないので、それこそ三浦瑠麗さんのような国際政治の専門家や中東情勢に詳しい先生方からすれば、的外れで噴飯もののことを書いてしまっているのかもしれない。それでも、やはり国民一人ひとりが考えていくべき問題ではないかとの思いから、つらつらと書き殴ってしまった。

クウェートの空港にあるスタバの片隅で打った文章のため、乱文乱筆お許しください。

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