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私とジャニー喜多川氏の共通点。

まあ、世の中そんなもんだろうと思いながらも、やっぱりやりきれない思いでいる。マネージャーからは「それを書いたら、もうテレビには出られなくなるかもしれませんよ」と釘を刺されたけど、それならそれで仕方ないんじゃないかとも思っている。「それでも書くよ」と言ったら、「その腹が決まってるならええんちゃいますか」と返してくれたので、さすが13年以上もマネジメントしてくれてる相棒だな、と思った。

“その話”なら、誰もが知っていたはずだ。なんなら私が子どもの頃から都市伝説のように語られてきた話だし、だからこそ多くの人が「いまさらかよ」と既視感を抱いてしまっているのかもしれない。そして、だからこそ「あらためて報道する必要があるのか」という空気に拍車がかかってしまっているのかもしれない。

しかし、海外メディアを中心にこの問題が真正面から扱われるようになり、さらには国内でも被害者のひとりであるカウアン・オカモトさんが顔を出して記者会見に臨むまでの事態となった。これまでとはずいぶんと状況が変わってきたなかで、長年にわたって“スルー”し続けてきた国内の大手メディアは、この問題とどのように向き合うのか。注視していたところ、ついにNHKが重い腰を上げて、カウアンさんの記者会見についてニュース記事を流していた。夕方には2分ほどテレビのニュースでも扱ったようだ。

私自身、7年前には約2週間にわたって徹底的にワイドショーで叩かれた。不倫に対して多くの方が嫌悪感を抱き、結果的に社会的な信頼を失うこととなったのは私自身の不徳の致すところでしかない。一方で、「メディアでの扱われ方」については思うところがあった。だからこそ、今回の件に対するメディアの“だんまり”についても思うところがある。

間違いなく「おまいう」だと言われてしまうだろうが、ここはあえて「私だからこそ」言わせてもらうことにする。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
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