ひさしぶりに、あからさまな差別に心えぐられました。
「日本には差別なんて存在しない!」などと絵空事をおっしゃるみなさん、こんにちは。つい先頃、えげつない差別案件に遭遇した乙武です。というわけで、本日は受けたてホヤホヤの、いま東京で最もホットな(当社比)差別についてお届けしていきたいと思います!
いま私が住んでいる新宿区内のマンション、越してきてもうすぐ4年になります。契約更新の時期が迫ってきているので、ひさしぶりに引っ越しでもしようかと、ここ一ヶ月くらいは新宿や渋谷を中心にあれこれと内見に精を出していました。
「新居探し」と言っても、そう簡単にはいかないのが車椅子ユーザーの難しいところ。マンションの入口に段差がないか、建物内にエレベーターは設置されているか、玄関に電動車椅子を停めておくスペースは確保されているか、などチェックすべき項目は多岐に渡ります。
これらすべてを満たす物件となると、かなり数も限られてきますし、また家賃もなかなかのハイグレードな感じになってきてしまうのがツラいところ。とはいえ愚痴をこぼしていても始まらないので、キタムラにも付き合ってもらい、不動産業者さんにご協力いただき、7〜8件ほど見て回りました。
そのなかで、ベストとは言えないまでも、内見したなかではかなりの好条件の物件が見つかりました。いま住んでいるマンションの更新期限も迫っていたので、まずはひと安心。懸案事項のひとつだった駐車場も一台分は確保できそうとのことで、ホッと胸を撫で下ろしていました(比喩)。
まずは不動産屋を通じて申し込み。一週間ほど経ったところで「審査が通った」との知らせを受けました。ました。3月1日以降なら入居可能とのこと。早速、引っ越し業者に3月の候補日を伝えて見積もりをお願いしました。
ところが。
引っ越し業者に見積もりを依頼した翌日のことでした。
------✂------
ここから先は
¥ 1,000
みなさんからサポートをいただけると、「ああ、伝わったんだな」「書いてよかったな」と、しみじみ感じます。いつも本当にありがとうございます。