見出し画像

飯塚幸三被告のこと。

池袋で車が暴走し、母子2人が亡くなった事件。運転していた飯塚幸三氏は当時87歳と高齢だったこと、また本人も重傷を負っていたことなどから、逮捕や拘留を免れた。このため、「“上級国民”は何もしても許されるのか」と世間から大バッシングに遭ったのは記憶に新しいところだ。

多くの注目が集まるなか、この事件の初公判が今月8日に行われた。飯塚被告は、法廷で「心からおわびします」と謝罪したものの、罪状認否ではみずからの過失を全面否定。

「アクセルペダルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が生じ、暴走した」

暴走は車の故障が原因だったと主張して、さらに世間の怒りを買った。

これに対してはワイドショーでも飯塚被告へのバッシング一色。コメンテーターは「怒りを覚える」と吠えたて、時事ニュースでは必ず右と左に分かれるネット世論もめずらしく一枚岩になって「飯塚ふざけるな」の大合唱。ある意味、「日本をひとつにした男」と言っても過言ではないだろう。

そんななか、この風潮に異を唱えた人物が現れた。

             ------✂------

ここから先は有料公開となります。

個別の記事を数百円ずつご購入いただくよりも、定期購読マガジン(月額1,000円)をご購読いただくほうが圧倒的にお得となります。

月の途中からご購読いただいても、当該月の記事はすべて読めるようになっているので、安心してご登録ください。

記事の更新はみなさんからのサポートに支えられています。ぜひ、この機にご登録をお願いします!

「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

ここから先は

1,675字

¥ 500

みなさんからサポートをいただけると、「ああ、伝わったんだな」「書いてよかったな」と、しみじみ感じます。いつも本当にありがとうございます。