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「体育座り」がじつは体に悪いと話題だけど、それより頭に悪いと思いませんか?

先週末あたりから、ネット上では「体育座り」が話題になっていました。私たちが子ども頃、当たり前のようにさせられていた体育座り。腰痛を引き起こす可能性があるなど、じつは体に良くないのではないかといった記事が紹介されていたのです。

「え、何これ。ちょっと待って。『今回は、体育座りができない乙武さんが体育座りについて語る回?』と疑問を抱いた方、正解です。今回は体育座りなんて生まれてこの方一度もしたことのないワタクシ、乙武が体育座りについて語る回です。

話を戻します。

昭和生まれのオジサンとしては、この記事を読んで真っ先に思い出したのは「ウサギ跳び」でした。日本におけるスポ根アニメの最高傑作とも言われる『巨人の星』でも描かれるウサギ跳びは、足腰を鍛えるという目的で、多くの運動部で当たり前のように課されていたトレーニングメニューでしたが、これも腰や膝への負担が重すぎるという理由から、いつしか絶滅していったのです。

「ウサギ跳び」に「体育座り」。昭和生まれにとってはごく当たり前だったものも、新たな研究によって「じつは体に悪かった」と判明し、次第に廃れていくことは非常によろこばしいことだと思っています。なので、今回の記事についても、基本的には肯定的に捉えていました。

一方、「体育座りが是が非か」という議論だけはあまり本質的ではないな、とも感じています。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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