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特選松阪牛とおむすび

久々のニコタマ。
久々の花冠陽明庵
季節ごとに素晴らしい日本食の楽しみを提供してくださる日本食文化会議理事長でもある松本栄文さんのお店。
今回のメインは特選松阪肉のステーキ。

年に数頭しか出荷されない特選松阪牛の中でも、さらに一級の生産者さんの牛肉は、まさに肉らしい肉だった。
もちろん、ぼくが愛して止まない松本さんのおむすびも巨大サイズで堪能。
心もお腹も大満足の夜だった。

豚汁

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先付として頂いたのは、ラーメン鉢に匹敵する巨大サイズのお椀にたっぷりと入った豚汁。
しかし、豚汁も松本さんが作ると一味違う。
初めていただく白味噌仕立!
鰹節と白味噌、豚肉の脂が溶けた甘めの香りがたまらない。
信州人としては、信州味噌以外の豚汁はあり得ないと思っていたけれど、厚めに切られた豚肉の甘味と白味噌の甘味が引き立てあって相性最高。
ちなみに、中に草餅が2個隠れていたことをご報告しておきます。
普通のお店だったらこの豚汁だけで十分夕ご飯として成立する味(そしてボリューム!)だった。

土器(かわらけ)のお料理盛り合わせ

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続いては土器に盛られたお料理たち。
見ているだけで楽しくなる。
12時の位置から時計回りに鮎、塩豚、キャベツの胡麻和え、雲丹かまぼこ、赤かぶのお漬物、昆布豆。真ん中はガンジー牛のクリームチーズと梅干し。
鮎にはやっぱり日本酒がよく合う。
口に入れた時に広がる香ばしい香りと、噛み締めた時に感じるうま味とほのかな苦味が良いんだよなー
自家製の甘酸っぱいお漬物も良い。
淡いピンク色の見た目通りの優しい味で、甘味も酸味も角がない。
飼育頭数の少ないガンジー牛のクリームチーズは冬らしく濃厚で味わい深い。梅干しと合わせて、チビチビといただく。これもまた日本酒によく合う。
昆布豆もほっこりするような美味しさ。豆の味、香り、固すぎず柔らかすぎない食感。このバランス感。

特選松阪牛

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写真だけでこの説得力。

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山盛りでどーん。
年間数等しか出荷されないという松阪牛をこんな贅沢ないただき方をしてしまって良いのだろうか。
恐る恐るひと口。
あれ!? ランプなのに柔らかい! ただ柔らかいだけじゃない。牛タン、それもタンもとのように繊細な食感。
牛肉の美味しいところだけを凝縮したような、レバーやジビエから血の臭みだけを取り除いたような奥深い味。
脂の甘さやこってり感は弱いけれど、噛めば噛むほど滲み出てくるうま味はまさに肉らしい味
以前、花冠で頂いた(特選松阪牛だけれど別の生産者さん)ロースも震えるほど美味しかったけれど、今回のランプは全く違う方向の美味しさ。
今回の生産者さんの松阪牛は900日以上の肥育をするが、牛を大きくし過ぎないようにしているとのこと
つまり、経済性を高めるために無理に育てた通常の牛よりも、筋繊維が細くキメが細かいため、繊細で柔らかい食感になるのだという。
またキメが細かく柔らかいため、霜降りにして脂肪に頼る必要がないのだとも。
ただ、霜降りでない分、見た目のゴージャス感にかけるため、値段との折り合いが悪いという弱点もあるそうだが、ひと口食べると、普通の霜降り肉とは全然違う凝縮された牛肉の美味しさにノックアウト。
本当に良い牛肉をいただいているという幸せに、食べながらニヤついてしまう自分がキモい。

おむすび

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締めは超特大のおむすび。
持った感じは確実に500mlのペットボトルより重い。

前にも書いたけれど、何度でも書く。
ぼくはこのおむすびが食べたくて、花冠陽明庵に通っているといっても過言ではない。

特別な具材が入っているわけでもない。具材なしの塩むすび。
なのにやっぱり、松本さんのおむすびは美味しい。
なぜか心を掴まれてしまう味なんだよなー

抹茶アイス

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デザートは濃厚抹茶アイス。
これももちろん大盛り!

食べ終わって思った

心もお腹も満たされて最高に満足。
今回もよく食べた!

松本さん、ごちそうさまでした!

#グルメ #和食 #二子玉川 #花冠陽明庵 #牛肉 #松阪牛

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