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肉と日本酒

6,500円で焼肉と日本酒の飲み放題が楽しめる、完全予約制の人気店、の谷中店に初訪問。
完全予約制、1日1組、20名以上、住所非公開(ネットで調べれば出てきちゃうけど……食いしん坊の矜持として、ぼくは住所を書きませんw)

入店

酒、酒、酒……。
圧巻としか言いようがない。
ここにある日本酒が全部飲み放題だなんて!!
ちなみに、これら大量の日本酒は、仕入れている酒屋さんごとに冷蔵ケースが分けられている。
産地も、味も関係ないのかー、と感心。
こういうセグメントも面白い。
よっしゃ、全種類飲んでやるぜ! と気合いを入れてスタートを待つ。

スタートを待つ。

ナムル、キムチ、チャプチェ、うずらの卵。
スタート合図があるまでじっと待つ。
フェアプレー精神が重要なのだ。

スタート

肉きた!
奥から、タン、タン元、大山どり、イベリコ豚のロース、ザブトン、ブリスケ大根。
超高級肉のようなきらびやかさは無いけれど、どの肉も綺麗
この一皿にもお店の姿勢が出ている。
まだ一口も食べていないけれど、大量のお酒とこのお皿を見ただけで、もう楽しい。血圧急上昇。

タンが焼ける前にお店のおすすめ不動の純米大吟醸 吊るししぼりを1杯。
タンと一緒に不動の純米吟醸を1杯。これもお店のオススメ。

タンも美味しかったけど、タン元も美味しかった。
そして、同じテーブルの焼き方名人に絶妙の火加減で焼いていただいたザブトンを大量のわさびでいただく。
炭の香りとレア肉の程良い温度、油の甘みとわさびの香りが同時に口の中で混ざり合う至高の瞬間。

そしてブリスケ大根。牛肉と大根は、煮物などでは鉄板の組み合わせだけれど、焼肉では初めて。ニラの紐?が可愛い。
バラの油を大根がうまく吸って、絶妙のバランスを形成。口の中に油が残り過ぎないので肉の余韻まで楽しめる。

「いやー肉と日本酒おそるべし。お腹一杯になっちゃったねー」
とか言っていたら、肉と日本酒のお作法を教えてくださった名人から
「いやいや下村さん、これからタレが来るから」
との一言。
「え!?」

肉二皿目

肉きた!
奥から、シマチョウ、ピリ辛カルビ唐辛子、スネ山椒、ねぎロースランプ、カメノコ、谷中カルビ。

二皿目もどれも美味しかったけれど、白眉はやっぱり谷中カルビ。
タレの濃さも熟成具合もどちらもちょうど良かった。

シメの牛丼

セルフサービスのご飯をカウンターに持っていくと、牛丼に変身して帰ってくるという素晴らしいシステム!
牛丼20年ぶりくらいに食べたw
玉ねぎ、しらたき、おとうふも入っているけれど、具はほぼ牛肉。
良い牛肉を使っているからなのか、脂が鼻をつくような匂いも無い。
これも美味い!
ゴロゴロ肉のかみごたえ、玉ねぎの香り、甘過ぎないタレ、アクセントのおとうふ。
ちゃんとお肉の味がする。
ちなみに、この時点で日本酒15種類くらい飲んでる……。
「もう何にも入らないよー」
「いやいや下村さん、次は冷麺が来るから」
「え!?」

シメの冷麺

シメ第二弾きた!
何も入らないよーとか言っていたけど、さっぱりした冷麺はやっぱり美味い。
ちゅるっと食べてはみたものの、お腹はやっぱりはちきれそう。
もう液体もはいりません。

ここで、驚愕の店内アナウンス。
「シメに自慢のカレーをご用意しました。ご飯をよそってカウンターまでどうぞー」
「え!?」

シメのカレー

見てこれ!
家庭で作るようなカレーに近い感じだけど、結構スパイシーでしっかりした香り。
トロトロの牛すじとか入って、お肉屋さんのカレー感がすごい
これだけ食べに来ても良いと思わせるインパクト。

食べ終わって思った。

ぼくはあまり焼肉に行かないので、市場感覚がよく分からないけれど、これだけ食べて、しこたま飲んで6,500円というのは驚愕の値段設定だと思う。
メニューを仕入れによって変えたり、お酒も酒屋さんごとの裁量を持たせたりと、品質を下げずに価格を維持する工夫や努力が、そのままストレートにお客さんの笑顔に繋がっている稀有なお店だと思った。
ちなみに、次回の予約をその場で入れてもらったのだけれど、2020年9月6日

ご一緒してくださった皆様、ありがとうございました。

ごちそうさまでした!

#グルメ #食 #焼肉 #日本酒 #肉と日本酒 #谷中

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