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ごちそう信州。初夏のおうちレストランで信州ジビエを楽しむ。そして奈良井宿の夜は更けゆく。

ぼくの信州での活動拠点「奈良井宿秘密基地」にフレンチシェフを招き、おうちレストラン。信州の初夏をテーマにお料理をしてもらった。出張料理をお願いしたのは、長野県塩尻市にてレストランを構える友森シェフ。

当たり前だけれど、季節の歩みは止まらない。しみじみと信州の初夏を感じる夜になった。

1品目: グジェール

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見た目も可愛いアミューズからスタート。
しかし、この粒々……。ジビエその1、イナゴでした。
可愛い見た目(ただし、信州初心者は注視してはいけない。色々なものが見えてしまう……)同様に、その味もキュート。
サクサクしたグジェールの中に入るイナゴが食感のアクセントになって楽しい。
そして、なかには香りも爽やかな友森シェフ特製の青スグリのジャム。きめ細やかなでキレの良い酸味が心地良い合わせるのは、ちょっと重めのスパークリングワイン。

2品目: アスパラのポタージュ

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優しい緑色が目にも嬉しい冷製スープ。
お皿から柔らかく漂うアスパラの蒼い香り。
ひと口。冷感が先に来るけれど、ほぼ同時に追いかけてくるアスパラの香り。ブイヨンはかなり少なめ。そのままアスパラを飲んでいるよう。フレッシュ感を通り越して生感を感じるのに、えぐ味もなく爽やか。本当のとれたてだからこその味と香りだと言う。
贅沢。

3品目: 初夏の信州盛り合わせ

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上から時計回りに、ゴルゴンゾーラとルバーブのプレッセ、極太アスパラガス、信州サーモン、信州牛のローストビーフ。
旬のなごりを楽しむ極太アスパラガスは良かった。
信州牛も信州サーモンも久しぶりの気がする。
やっぱり美味しい。

4品目: 蕎麦の実リゾット、イノシシのラグー

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テトラパック(古い?)みたいな蕎麦の実が可愛いリゾットには、ジビエその2 イノシシのお肉がたっぷり入ったラグー。
見たところの色は普通のラグーだけれど、香りが力強い。コクとうま味が香りにも乗っている感じ。
まずは蕎麦の実リゾットをひと口。プチプチ感が楽しい。思ったよりも蕎麦感低め。
ラグーと合わせてさらにひと口。イノシシの力強い香りにも負けない野菜の味の濃さ!
蕎麦感が低いと思ったリゾットは、ラグート合わせるとまた違う印象。後味でしっかり存在感を主張してくる。
全体的に味は濃いのに後味あっさり。優しい味に癒される。

5品目: 鮎のコンフィ

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見目麗しい鮎はコンフィでいただく。
一口いただけば広がる草の香り。初夏の味
山芋ソースという友森さんならではの変化球も相性抜群で楽しい。そして鮎の肝。若かりし頃は肝の苦味に魅力を感じなかったのだけれど、お酒を飲むようになると、ね。
またまたワインが進む。

6品目: 鹿モモ肉

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メインはジビエその3 鹿モモ肉の朴葉蒸し。朴葉焼きは色々なところでいただけるけど、朴葉蒸しは初めてかもしれない。活きの良い(?)朴葉が、すぐに手に入る信州ならでは!
鹿の存在感にも負けないソースは豆味噌とレーズン。味噌の塩味とレーズンの甘みがお互いに作用して、あと引く美味しさ。
白いご飯に載せても美味しそう……。
特大のドンコも美味しうございました。

食べ終わって思った

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春を飛び越えて梅雨・夏を迎えてしまったような印象の今年。
ちょっとずつ日常を取り戻しつつ、ちょっとずつ美味しいものを補給することで、季節に心をアジャストさせている感じだなー

自然の恵みに改めて感謝!
友森さん、今回もごちそうさまでした。

4人でワイン5本。
……よく飲みました。

#旅 #グルメ #長野 #信州 #塩尻 #奈良井宿

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