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それは侍でいつづけるための覚悟2023/09/04

祭り囃子で目覚めるなんて、なんか文学っぽいなと思いながら起きる。

この地域の神社はお祭りが年二回ある。
春祭りは北海道を開拓した屯田兵のお祭り。
秋祭りは天皇陛下がこの地域を巡視したときの記念のお祭り。

厳しい気候の中、灯りもなにもない原生林で野生動物に囲まれながら開拓していた屯田兵がこの土地に移り住んだ日を記念したのが春祭り。
そりゃ祭りの回数を一回ぐらい増やしたっていい。

いまも屯田兵の末裔がボランティアで開拓の記録を伝える活動をしている。
なんで、そんな過酷な未開の地にやってきて開拓してたんですかと伺ったことがある。

「侍でいつづけるためです」
それまで穏やかに説明していた末裔の老人の顔が厳しいものになった。

明治維新で幕府は敗れ、東北の幕府側の武将と家来は土地を奪われ、刀を捨て平民になる屈辱を受け入れるかどうかの選択を迫られていた。
その中には侍でいられないなら死んだ方がましという人たちもいた。
侍でいることを選んだ道が過酷な北海道の開拓だったという。

侍の覚悟を貫くということ。
フィクションの世界ではかっこいいものだけれど、実際はそんないいものではない。
よりよい明日があることを信じて、歯を食いしばって今日をしのぐ。
このときお話を伺ってから、どこかで聞いたことがあるようなこの言葉が重く感じられるようになった。

僕も戦いや死を書くことが多いけれど、うわべだけの美談や綺麗事にしないように書くことを心がけている……つもり。

昨日よりは空いているだろうと散歩に出る。
楽しそうにはしゃいでる子どもたちとそれを眺める母親とすれちがう。
100年前の屯田兵の家族も祭りのときはこんなふうに笑っていたのだろう。
これから先もこの平和が続くことを願う。できれば世界中で。

しかし、わたあめって高くなったね。
500円って牛丼と変わらん。
スプラトゥーンの袋はちょっとほしくなったけれど。

今日は9月4日、串の日だというので、近所の串カツ屋が串カツ94円だという。
空いていたら串カツ片手に一杯やりたいと覗いてみたら、すでに混んでいたのでやめる。
そりゃそうだよな。
お通し330円、94円の串カツ10本頼んで、飲み放題が120分で550円だとしても2000円ぐらいか。混むよ、そりゃ。

30度は下回ったとはいえ、やはり暑い。
ローソンでメガアイスコーヒーを買って帰宅。
買っておいたミスドの生フレンチクルーラーを食べながらコーヒーを飲む。
さすがメガサイズ。減らない。

日記更新。
4000字の掌編でも読まれている。
noteでもこれぐらいのものならいけるみたい。10000字を越えるようなのはカクヨムのほうがいいのかな。

肩がこっている。温泉に行きたい。