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部下との会話はもはやキャリア相談みたいになってきた【キャリコンサロン編集部】

皆さん、こんにちは。
じゅんじ@50歳からのキャリアコンサルタント です。

キャリアコンサルタントとIT企業のマネージャーの二刀流で活動させてもらっています。

キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。

今週のお題は「人事のお仕事」です。

私はIT企業のマネージャーをやっておりますので、人事関連のお仕事もいっぱいやらせてもらってます。

組織組成、人事評価、人材育成、労務管理、キャリア開発 etc…

と色々な仕事がある中で、私にとって今もっともホットなのが、

「1on1(ワン・オン・ワン)ミーティング」

上司と部下が一対一で行う定期的に面談のことで、私の所属する会社でも今年度からスタートしました。

なぜ「1on1ミーティング」が流行りだしたのでしょうか?

コロナショックによってリモートワーク・在宅勤務が広がったことにより、企業がすぐに直面したのが、

・部下のマネージメントの難しさ
・コミュニケーション機会の確保の難しさ

だったわけです。

「1on1ミーティング」はZoomなどのWeb会議システムを利用すれば手軽に出来ることから多くの企業で取り入れられたのです。

当初はコミュニケーション不足の解消が目的だったはずの「1on1ミーティング」。

以下のように上司に対するハードルがどんどん上がっていきます。

1on1ミーティングの目的は部下の成長を促進することであり、上司は部下の悩みに寄り添いながら部下の能力を引き出してください。

部下の本音を聞き出すためには部下との信頼関係を形成し、話しやすい雰囲気を作ることがポイントです。

このように、部下との会話はもはや

「キャリア相談」

みたいになってしまったのです。

こんな状況下で新たに登場したのが「1on1ミーティング講師」という伝道師たちです。

・アイスブレークは大事ですよ。
・聴いている時は必ず相槌を入れましょう。
・Teachingは控えてコーチングしてください。

といったお役立ち知識を数時間の研修で教えていきます。

でもこれで出来るようになったら。。。

もはやキャリコンなんていらなくね?

と思ってしまうのです。

こちらの記事にもあるように、我々キャリアコンサルタントは面談力を上げるために涙ぐましい努力を続けているのです。

・数時間の研修で出来る訳ないでしょ!
・本気で出来るようになると思ってます?

と声を大にして言いたくなるわけですが、そこは大人の事情もありまして沈黙している訳なのですが。。。

「1on1ミーティング」が開始されてしばらくして、私の配下のマネージャー達にも話を聴いてみました。

案の定、色々な悩みが出てきます。その中でも一番多いのが、

「部下と1対1で何を話していいのかわからない」

ズルっ!(滑った音)

いやいやあなたが話すんじゃないよ・・・
話を聴いてあげるんだよ(汗)

と優しく諭してあげてます。

こんな悩みはありながらも「1on1ミーティング」を頑張って続けている人たちはたくさんいらっしゃいます。

そしてある程度の話を聴くテクニックを身につけられているようです。

でもテクニックと同様にしっかりやっておくことがあると思うのです。それは、

「自分自身を整えること」です。

特に心理面の整えは大事ですよね。

・自己肯定感や自己効力感を高める
・自身の信念・価値観を明確にする
・自己認識(自分が何をする人間か)を心がける

などなど、常に行う必要があると思うのです。

自身が整っていない人は相手の話をしっかりと聴くことはできない。

というのはキャリアコンサルタントの世界では良く言われることなのです。

私も「1on1ミーティング」を行う上司の立場でもあるので、これは普段から肝に銘じていることです。

いかがでしたでしょうか?

部下とのコミュニケーションのハードルがすっかり上がってしまい、苦労されている上司の方も多いと思います。

でも私の経験から言わせてもらうと「1on1ミーティング」が上手くできるようになれば、

・こんな事を考えていたんだ!
・部下のイメージがだいぶ変わった!
・信頼関係が深まった気がする!

などなど「Good&New」がたくさんあります。

根気よく「1on1ミーティング」は続けてほしいものです。

どうしても上手くいかないという方は、ぜひ我々キャリアコンサルタントに相談してみてくださいね。

ではまた来週までご機嫌よう(^_−)-⭐︎

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