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反対している時は、現状維持のはじまり

自分が考えもしないことが周囲で起こります。これはよくあることです。
よくあることというか、自分では考えていなかったことなので当然といえば当然です。その時、自分のマインドはどうなっているか?
もし起こった現象、起こりそうな現象に対して自分が反対している状態であれば、それは現状維持のはじまりです。はじまりというか、もう渦中です。
人間は居心地の良い空間を維持しようという生存本能があります。本能ですので、基本は抗えません。
動物として、危険な空間へ身を置くことは死の危険が伴うからです。
居心地の良い空間をコンフォートゾーンといいます。
人間はコンフォートゾーンの中でしかパフォーマンスを発揮できません。
外界からの変化が伴う際に、自分にとって身の危険を感じ、今の快適な空間が脅かされると生存本能が働き反対してしまいます。その時人間は、饒舌に反対の理由をいくつも並べることもあるでしょう。
これをクリエイティブアボイダンスといって、訳すと創造的回避です。
できない理由、反対する理由を創造的に話すんです。これも生存本能です。
ここからです。
この人間の本能を知っていれば、自分が身を守ろうとしていることに気づくことができます。
得てして、人が劇的に成長する時は今の安全地帯から出た時です。(正確には安全地帯から出ても新たに安全地帯をつくる)
今のマインド、安全地帯の延長線上に、叶えたい大きな夢があったとしても辿り着くことは困難です。もし、今のマインドで叶えられるなら、すでに叶えているでしょう。
私は周囲の環境が変化したときに、無意識的に反対していることがあります。その時、気づくのです。「あっやばい、現状にとどまってしまっている。環境を変化してくれたことに感謝とともに、まさにその変化にチャンスの兆しがある!」と。
私が学んだ認知科学では、今の延長線上にないゴールはスコトーマに中にあると。
今考えもできないゴールは見えていないところに転がっている。
反対している時点で、チャンスを潰していると考えています。
怖いですよ。怖いというか、覚悟が必要ですかね。なぜなら今の自分を否定していることになる、今のマインドが導き出した無意識的な答えを否定するのですから。
私は最近、実は否定していました。ですが、辿り着きたいゴールには今の考えを否定、または超越しないと辿り着けないところにあるます。なので、周囲の変化を喜ぶように意識して過ごしています。
現状維持は衰退の始まりと自分に鼓舞しています。が、無意識的には維持しようとしているのも現状です。日々、戦いです。

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