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必ず同じ場面は訪れる。そこから逃げずに向き合うか

昨日、supported by鋼鈑工業様のサッカー大会を山口県下松市で実施しました。

この第一回目となる大会を1から作り上げて実施出来たことは嬉しく、また関わって頂いた方々が素敵な方々ばかりだった為、良い大会になりました。

タイトルの「必ず同じ場面は訪れる。そこから逃げずに向き合うか」ですが、
その一つの場面からこのタイトルが浮かびました。

その場面とはPKの場面です。
(PKとは決着がつかない際に行われます)

20分ハーフの試合で決着しなかった為PK合戦に。
その時、おそらくそのチームのエース?の子がPKを外して負けました。
外したあと、相手チームが決めて負けが決まりました。
肩を揺らしながら涙が溢れて、整列しているところまで戻っていきます。
タイトルと話はズレますが、その時キャプテンの子がPKを外した子の肩を組んで、何を話しているかわかりませんが、寄り添って何か伝えてあげていました。

その光景だけでチームスポーツというのは本当に素敵だはと改めて思いました。
チームの中には「なんで外すんだよ!」なんて思う子がいるかもしれません。
それに、外してない子も悔しいはずです。
ですが、外した子の方が悔しいと肩を組んであげるキャプテンは素敵でした。

ここからが、本題です。

そのチームは次の試合でもPKになったのです。
(今回の大会ではPKは3人が蹴ります。)

1試合目で外した子は3人に入っていませんでした。
ですが、この時私はこう思いました。
「必ず同じ場面は訪れる。そこから逃げずに向き合うか」です。

案の定3人ずつ蹴りましたが、全員が決めてサドンデス。
なんと皆シュートを外さずに
6人目?くらいにその子が登場しました。

観ている私も緊張しました。

シュートは思いっきり打ってゴールを決めました。
とびきりのガッツポーズで払拭しました。

並んでいる子どもたちが、その子を温かく迎え入れます。
自分のことのようにうれしそうに。

ドラマはまだ終わらずに、そのチームのゴールキーパーが蹴って外して負けてしまいました。
1試合目ではPKを外してしまった子が2試合目でリベンジしPKを決めた。しかし仲間がPKを外した。
その後は思いっきり、仲間に寄り添ってあげていました。
すごく素敵な場面でした。

小学高学年のサッカー大会での出来事でしたが、
同じような経験をした方は少なからずあると思います。

1試合目でPKを外した子は、きっと2試合目のPKは蹴りたくなかったはず。
(もしかするのチームが考慮して順番を後にしたのかもしれません)
そういう時に限って同じ場面が訪れます。
その時逃げずに向き合うか。

その少年は思いっきりシュートを打っていたので、覚悟を決めていたのだと伝わってきました。

何か嫌なことがあったり、本当はやりたいはずのことなのに目を背けて生きて時間をかけて塗りつぶしていったとしても、
心の中には残ります。
この少年は再び訪れた試練に勝ちました。

今回は少年サッカー大会という場面から、生きていくために必要な出来事に遭遇できました。


最後までお読み頂きありがとうございました。^ ^

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