マガジンのカバー画像

じぶんなりのブッダ

13
ブッダのことばをじぶんなりに受け止めてみます。
運営しているクリエイター

記事一覧

ひとり信念をもって動き出すのは、疾く走る馬がのろまを抜いて駆けるようなものである

ブッダのことば 『磨き励む』 ただひたすらに自分を磨く人は死ぬことがない。 逆にだらけなまける人はもう死んでいるのも同然。 これをはっきりと知り、自分を磨く大切さを知る人は、自己を磨き励むことに喜び、生きることを楽しむ。 だらけなまける人々ばかりならば、幸いかもしれない。 ひとり信念をもって動き出すのは、疾く走る馬がのろまを抜いて駆けるようなものである。

ただ心から悪を退ける強さを持ち続けることだ

ブッダのことば 『報い』 悪をした報いがまだ熟すまでには、なにか幸いなことも起こるかもしれない。でもそれが熟した時には我が身を振り返ることになる。 善をした報いがまだ熟すまでには、なにか災難なことも起こるかもしれない。ただそれが熟した時には幸せは舞い込んでくる。 自分にその報いはないだろうと悪を軽く見てちゃいけない。水が一滴ずつしたたるだけでも水瓶はいずれこぼれるように、悪を重ねているといずれ災いが降り注いでくる。 自分は報われないだろうと善をあきらめるべきではない。

迫ってくる悪を振り払うには、善に向かって走り続けることだ

ブッダのことば 『悪』 善に向かって急ぐのだ。 悪に心が呑まれるのを避けないといけないから。 善をするのにのろのろとしていたら、悪に心は呑まれてしまう。 人が何かわるいことをしていたら、自分が同じようにしていてはいけない。悪が積み重なるのはただ苦しみを重ねるだけだから。 人が善いことをしていたら、自分も同じようにした方がいい。善が積み重なるのはそれだけで楽しいことだから。 迫ってくる悪を振り払うには、善に向かって走り続けることだ。

今生きる一日を大切にし、大切なものを見出だし何のために生きれるかを考え続けること

ブッダのことば 『千よりも一を』 役に立たない言葉を千回説くより、聞いて心が静まる言葉を一回聞いた方がいい。 役に立たない本を千冊読むより、聞いて心が静まる本を一冊読んだ方がいい。 どうでもいいようなことにいくらも耳を傾けるより、大切にするべきことがある。 どうしようもなく堕落して百年生きるより、世のため人のために一日を生きる方が優れている。 大切なことを見失い迷いながら百年生きるよりも、本当に大切なものを理解し一日を生きる方が優れている。 この先なにも考えずただ

ただ自分のしたこととしなかったことを見てみることだ

ブッダのことば 『過失』 誰かの過失ばかりを見ているのはよくない。 誰かのしたこととしなかったことを見ていても仕方がない。 ただ自分のしたこととしなかったことを見てみることだ。

賢い人は、この世界で縛られるものはなく自由に解き放たれている

ブッダのことば 『賢い人』 自分の過ちを指摘してくれる聡明な人が現れれば、その人に付き従うといい。それは財宝のありかを伝える案内人のようなもの。 そういう人についていくと善いことばかりで悪いことがない。 善いことを相手に伝えるようにしよう。その人が悪に向かないように。そうするとその人の周りには善い人が集まり、悪い人は遠ざかる。 正しい生き方を楽しむ人は、心が清らかに安らかでいられる。さらに賢い人は生き方を学ぶことをいつも楽しんでいる。 水道を作る人は水を導き、大工さん

目の前には二つの道がある。 一方は利益を得られる道。もう一方は安らぎへの道。

ブッダのことば 『愚かな人』 眠れない人にとって夜は長く、疲れた人にとって道のりは遠い。 同じように、善い生き方を知らない人にとって生死の道は長く遠い。 社会に出て、もしも自分より優れた人や同等な人に出会うことがなければ、もうきっぱりと自分なりの道を進むべき。下手に人に合わせようとすることはない。 私には子供がいる、私には財産がある、といって愚かな人は悩む。 この自分自身でさえ、自分のものでないというのに、どうして子供が自分のものだなんて言える、ましてやどうしてそれらが

蜜蜂は花を傷付けることなく蜜を得て、飛び去っていく

ブッダのことば 『花』 蜜蜂は花を傷付けることなく蜜を得て、飛び去っていく。 また花粉を持ってきて、花に恵みを与えている。 あなたがどこかを訪れるときには、そうするといい。 麗しく艶やかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。 麗しく艶やかに咲く花で、しかも香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実りがある。 よく学んでまた実りある日々を過ごすといい。そうしているうちに人としての

心が傷つけば直し、ざわつけば律し、そうやってより強く強く

ブッダのことば 『心の扱い』 心は動揺し、ざわつき、すぐに傷付き、すぐに乱れる。 賢い人は、これを直しまっすぐに保とうとする。 弓矢職人が矢柄をまっすぐに保つように。 心は捉えられるものではなく、ざわつき欲しいままに動く。この心を律しようというのは善いことである。心を律していられると、苦しむこともなく、安らかでいられる。 心は見えるものではなく、繊細で欲しいままに動く。賢い人はこの心を護る。心が護られていれば、苦しむこともなく、安らかでいられる。 この身体は水瓶のよう

善いことをする人は、この世で喜び、来世でも喜び、二度に渡り喜ぶことができる。 自分のすることに幸福感を感じてはさらに喜び楽しむ。

ブッダのことば 『悪いことをすることと善いことをすること』 悪いことをする人は、この世で悩み、来世でも悩み、二度に渡り悩むことになる。 自分のすることに罪悪感を感じてはまた悩む。 善いことをする人は、この世で喜び、来世でも喜び、二度に渡り喜ぶことができる。 自分のすることに幸福感を感じてはさらに喜び楽しむ。 悪いことをした人は、この世で後悔し、来世でも後悔し、二度に渡り後悔する。 悪いことをしてしまったと後悔し、地獄に落ちて報いを受け、また悩む。 善いことをした人は、

山が風に揺るがないように

ブッダのことば 『魔が差す』 この世界には楽なものだけだと、あまりよく考えず、好きなだけ食べ、怠けて生きていると、魔が差し、ついに起ち上がれなくなる。 樹木が風に倒されるように。 逆にこの世界には苦しいことばかりだと、深くよく考え、食事も節度をもち、信念を持ちつつ一生懸命生きていると、魔が差すことはなく、もう倒れることはない。 山が風に揺るがないように。

怨みに対して怨みで応えることは、ついに怨みがやむことはない。怨みがやむには怨みを捨てること。

ブッダのことば 『怨むこと』 あいつはずるい。あいつのせいだ。という思いを抱く人には、怨みがついてやむことはない。 逆にそうは抱かない人には怨みはついてまわらない。 怨みに対して怨みで応えることは、ついに怨みがやむことはない。怨みがやむには怨みを捨てること。 これはもう永遠の真理だという。

言葉も行動も心から生み出される。

ブッダのことば 『心から』 言葉も行動も心から生み出される。 もし汚れた心から話したり接したりしてしまうと、その苦しみはその人についてまわる。 足跡がいつも自分の後ろについてくるように。 もし清らかな心から話したり接したりしていると、きっと幸せもついてくるだろう。 影がその人から決して離れていかないように。