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【ヤクルトドラフト総評①】野手派でも指名に納得できた理由

こんにちは。ヤクルト野手派の早坂です。
ヤクルト野手派の ってなんだよ。


何本かドラフト関連のnoteを投稿し、

ありがたいことに
多くの方に読んでいただきました。


その中で「ヤクルトは野手」
声を大にして言い続けてきましたが、

結果はご存知の通り
上位3名が大/社投手の指名に。

それについてどう考えているかも含めて
早坂的・ヤクルトドラフト総評
していきたいと思います。

それぞれポイントを分けて
第1弾から第6弾まで投稿予定。

今回は第1弾、

野手派目線で今年の指名はどうだったのか?

について書いていきます。

①-⑤は10/29時点全て投稿済み
⑥は後日投稿予定

指名結果


野手派でも今回の指名は腑に落ちた


将来の主軸候補の補強を命題としていた
ヤクルト野手派としては、
上位で良い野手が指名されず不満顔…

と言いたいところですが、

ドラフト全体の流れを考慮した結果
この”投手ドラフト”は妥当かな

ある程度納得できています。

というのも、

候補選手の消え方を
見ていったら伝わってくる

野手補強は“今年じゃなかった”感


が、投手ドラフトが妥当に思える
     根拠となるかなと思ったからです。


この”今年じゃなかった”感
細かく言語化していくとしたら、

この2点に大別されます。

1つずつ見ていきましょう。


1.結局、東都7人衆の確保が最優先か

     「大学生投手が豊作」

この言葉の8割は
   結果的に全員1位指名を受けた
        東都7人衆によるものでしょう。

これに追随する形で、

1位指名を受けた
古謝 樹(桐蔭横浜大)を筆頭に

上位指名となった大学生投手たちが
例年より多くいるとは言っても

結局は

東都7人衆の中から高確率で指名できるよう
複数回の入札を前提に1位指名を考えるのが

今年の”王道”だったのではないでしょうか。


初回入札で7人衆のうち
4人に合計8球団が集まり、

ハズレ1位では
2人に合計3球団、

ハズレハズレ1位でも
最後の1人(細野)が2球団競合。


ヤクルトの2位
誰1人残らない状況だったのは
間違いないと言って良いでしょう。


この人気ぶりを察知したからこそ、
  1回でも多く東都の投手に入札して
      確実に指名権を勝ち取りたかった

となるのは 納得できます。


1位の入札順に関しての
細かい感想はこちらの記事で。

2. プロ目線の野手評価が全体的に低かった

度会、上田希由翔は予想通り1位。
(上田はクジ次第で2位だったぽいけど)

そして2位指名で面白いなと思っていた
横山聖哉(上田西高)がオリックスに1位指名。

この時点で、

ヤクルトが2位で指名してほしかった野手
ほぼ消えました。


彼ら以外で、ヤクルトが高く評価していたら
指名してほしかった主な野手たち
の行方はこちら。


※少なくとも真鍋は3位縛りの指名漏れ
明瀬も思ったより低いなあという印象


高校生スラッガーは”豊作”
   事前に騒がれていましたが、

ふたを開けてみたら まさかのこれ。

良い野手はどこも欲しいはずの状況
  軒並み低い評価を受けたなというのが
      今年の全体的な野手市場の所感です。


チームの”核”となる野手を
ズドン!と指名してほしかったわけですが、


球団のお眼鏡にかなうような
 魅力ある野手がいなかった
ということで
    諦めがつくというか、そう解釈しました。

ただ、阪神公式がYouTubeに上げた
ドラフト裏側の動画でチラ見せしている
ホワイトボードを見ると

他球団が真鍋明瀬を上位指名する
予想をしていたことが伺えるので

実際は紙一重だったのかも…なんて。

真相はファンには分かりません。


ただ事実としてあるのが、
ヤクルトが真鍋や明瀬をスルーした
ということ。


球団の評価を一切考慮せず
とにかく野手指名しとけよ!とかではなく、


主軸候補として惚れこんだ野手を
    ピックアップして指名してほしい

と考えていましたので
納得するしかありません。

それこそ後述の4位・鈴木叶
(捕手として)かなり惚れているようですし。

ただ…

ヤクルトスカウトが
偉い人に真鍋指名を説得できず
結果3位以内で指名できなかった

みたいなことが起きていたら
マジで泣いちゃいますが。どうしよう。

まぁ現場が決めたことなので
もう、仕方ありません。

来年以降、

現有戦力の見極めもしながら
    “球団評価の高い”野手
       指名に期待したいと思います。


以上、

1.結局、東都7人衆の確保が最優先か
2.野手評価がプロ目線で全体的に低かった

という理由から、

野手補強は”今年じゃなかった”と解釈して
今回の指名は概ね納得した

へと繋がっていきます。


真鍋慧(広陵)の指名漏れについて

ここで、事前にかなり推していた
真鍋について触れさせてください。


4位以下なら進学、と 当日の朝に報道が出て

 

「いやいや、4位以下なわけないやろw」


            と思っていましたし、


ヤクルト2位で残った時
    真鍋大好きの早坂としては
       勝ちを確信していたのですが…。


ヤクルトは真鍋に対して
    村上と重ね合わせたコメント
        何度も出していたこともあり、

評価はしていると思っていました。


ヤクルトは真鍋を評価してると思ってたのに…

小川GM「ホームランバッターとしての素質が感じられる。
ボールを遠くに飛ばす体の力が備わっている。
さらに伸びる可能性を持っている」

ドラフト会議情報局2023:真鍋慧(広陵)、阪神・ヤクルト・オリックスの声 (liblo.jp)

8/12日刊スポーツ5面


ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク
「いい打者だと再確認した。マークをされている中で打つのは難しい。
バッティングで生きていて、将来的にチームの主軸を打つような選手。
村上2世になれるか今後も見極めたい」
ドラフト会議情報局2023:真鍋慧(広陵)、DeNA・ヤクルト・ロッテの声 (liblo.jp)

7/27日刊スポーツ5面

もし これで真鍋が
どこかから2位指名を受けていたら

   「何してんねん!野手やろ!」

      と悶々としていたと思うんですが、

結果は順位縛りによる指名漏れ。


3位以上で指名されなかった
=12球団全てで真鍋の評価が低かった

(3位以上で指名するほど
     評価が高いわけではなかった)

ということ。

前述した通り、
偉い人を説得できなかった球団ばかり
みたいなのも考えられるわけではありますが。

プロの目から見た時に
3位以内では必要ないと思われた
明確な評価基準があった
と思うのが自然です。


それならヤクルトが3位以内で
真鍋に行かなかったのも納得せざるを得ず…。

2年生の明治神宮大会で打った2本のHRを
現地で見届けて真鍋に惚れた早坂としても

非常に残念な現実となりました…。


真鍋のようなタイプの選手は

 育成より勝利が優先される大学よりも
     プロの二軍で大きく育ってほしい

         と思ってもいるんですよね。

それでも、大学で力をつけて 4年後
ドラフト1位でプロに来てほしいと思います。
できればヤクルトに。

大阪商業大学への進学
既定路線のようですね。

話をドラフト全体に戻しましょう。

やっぱり度会に特攻してほしかった

という気持ちはもちろんありますよ。


結果論ではありますが、
 今年主軸候補の野手を指名するなら
       度会隆輝(ENEOS)一択でした。

真鍋を3位以内で指名する気がないと
球団として持っていた
なら なおさらです。


なぜ度会が欲しかったか?

については、こちらの通り。


『野手2026年問題』の詳細は
こちらのnoteで詳しく言及しています。

上田希由翔(明治大)
   1年近くセカンド練習させても
      プロじゃ厳しいと判断する
のなら

サード,ファーストが基本線になりますが

  村上ポスティングの時期と
        絶妙にダブってしまう
ので


東都の投手よりも優先するのは厳しいかもな…と
ドラフト直前に思い直していましたが、

先ほども触れた
阪神のドラフト裏側YouTube動画の
ホワイトボードをよくよく見ると

ヤクルトの外れ外れ候補に
上田希を予想されていた
らしく

ハズレハズレ~2位で指名していた
可能性もあったのかもな、なんて。

度会の場合は 上田より1歳若く
ポジション的にも柔軟に対応できるので

ヤクルトには間違いなくピンズド。


入札の人気っぷりを見ても

2位以下でめぼしい野手がいない
と判断された今年の野手市場
を見ても

   「やっぱ、度会入札が良かった…」

          と思う気持ちもあります。


ただ、先ほども書いた通り

東都の投手を最優先にしたい
球団側の気持ちも分からなくはない
ので。

納得しなきゃいけないか…と。

以上、野手派の意見でした。

第2弾に続く

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