げんかいとっぱ

人は育つ。

僕は9人兄弟の3番目で、

下に兄弟が6人いて、

「子どもが育つ」という過程については

たぶん普通の人よりかは詳しいし、

どんな成長をしていくのか想像ができる。


首が座って、

寝返りが打てるようになって、

はいはいが出来るようになって、

捕まり立ちが出来るようになって、

その後に初めて歩けるようになる。


時々、寝返りより先にはいはいする子も

いるけどとても稀で、

大体はこんな感じのフローで成長する。

そんな、9人兄弟の末っ子の妹は、

会うたびに言葉が流暢になり、

語彙力が上がり、発音が綺麗になる。


2週間目を離した隙に、

2週間前とは別人になってたりする。


生まれてから4歳くらいまでを

第一次成長期というらしく、

妹4号はそれに該当してる。

第二次成長期も中学生くらいに訪れるけど、

ともかく、人は成長する生き物だ。


外見の成長はとてもわかりやすい。

身長や体調が伸びたり、顔が垢抜けたり。

だけど、人は中身も成長していて、

価値観や考えることは年々変わり、

考えれる範囲や、悩みの範囲も変わってく。

これはとても分かりづらい。



個人の見解だけど、

1年前と同じ悩み抱えてたら

ちょっとダサいなと思うし、

価値観がアップデートされないのも

僕は嫌だ。


大前提、自分も周りも成長しているし、

成長するし、変わり続ける。


だから、

あの人はこうだよね、とか、

あの人はおもしろいとか、

あの人はそういう人だから、

君ってこうだよね、

みたいな話もあんまり好きじゃない。



その会話で人の可能性は消える。



あぁ、やっぱ自分でこうなのか、

変われないんだ、

こう思われてるから、

こう在らないといけないんだ。


そんな可能性を閉じ込めるような

会話はしたく無くて、してほしくない。

人は成長し変化するという前提で

仲間や自分と向き合う。

あの人のキャパは低いから重いタスクは

任せないとかナンセンスだし、

論理が強いからと言って、

論理担当だと決めつけるのも違うし、

逆も然りで感性が強いからと言って、

ゆるふわ担当だと決めつけるのも違う。


ちなみに、

生きている次元の高い人は

こういう話をしがち。

意味も意図も、全然理解できるけど、

5次元の会話や世界が

少し見えるからといって、

4次元や3次元で生きている人を

評価することや型で口に出してるの

微妙だなと思う。


組織がつまらないのではなく、

その姿勢がそもそもつまらないし、

そういう決めつける人が1人いるから

組織の能力の天井が急に下がってる。


組織を面白くできるか、

メンバーを成長させれるかは

本来そういう人の役目。

自分のことだと思ったなら多分そう。


何度でもいうけど、

人は成長する。

強みは強みであって素晴らしいし、

それが周りに伝わっているのは良いこと。


だけど、

論理が強い人は無限にいて、

感性が強い人もたくさんいて、

行動力がある人もそこら中にいる。

優しい人もたくさんいるし、

結果にコミットできる人もそれなりにいる。

でも、

全部持ち合わせている人は極端に少ない。


論理300%

感性300%

タスク強度 鬼


可能性を縛らなければ、

こういうのは全然できる。


引用は

ジーニアスファインダーという本と、

天才を殺す凡人という本。

併せて読むのがとても面白かった。


天才を殺す凡人の説明をざっくりすると、

人間には、天才、秀才、凡人の

三属性がある。


天才とは創造性

秀才とは再現性

凡人とは共感性


ただ、誰の中にも天才性や秀才性、

凡人性がそれぞれ眠ってるので、

この人は天才とか、あの人は凡人とか、

決めつけるものではないというのが大前提。

日本の教育では

凡人性と秀才性を重視するので、

天才が生まれにくい。


その上でどう組織や社会を良い方向に

導くか、というテーマ。



この図を見て納得する、
おもろいと思う人は読んだ方がいい。



ジーニアスファインダーは、

その名の通り天才性の発掘がテーマで、

めちゃ興味深いんだけど長くなるし、

興味ある人が読めば良いかな、

もしかしたら別のnoteで書くかも。


ともかく、可能性を縛るような思考や

行動は全て改めたいし、

周りにはそのことを意識して欲しいと思う。


一生かかっても追いつけないような、

人間としての器というか、

存在の大きさを追求したいし、して欲しい。


今の能力とかスキルは心底

どうでもよくて、成長意欲さえあれば

後からどうとでもなって、

見える景色も後から広がる。


すごい人として急に出現するより、

それぞれが進化する姿や

表現する姿を仲間や顧客に共有することで、

純度の高い組織ができる。

殻を被るより、完璧主義で生きるより、

葛藤と絶望を繰り返し強くなった

存在で在ることを伝えれる方がずっといい。


この辺の感覚値は最近磨かれてきていて、

まだ言語化しきれない部分も多いけど、

感覚上は合ってる。と思う。


ちなみに挑戦を始めるのに

年齢は言い訳にならなくて、

大学4回生だから、とか

始めたのが遅かった、とかは

理由でもなんでもないと思っています。

そんなのは誤差。


明日食べるものがなくて泥水啜って、

親に物乞いで生きることを強要されて、

同情を誘うために親に腕を落とされて、

それでも必死に生きてる子どもがたくさん、

飛行機で2時間のとこにいたし、生で見ました。

恵まれてるのに環境がどうのって僻んでる人の8割は

スマホのスクリーンタイム8時間超えてて、

たぶんそのうち3時間がYouTubeとTikTokとインスタ。


大学4回生なら挑戦せずに就職したらいい、

とかは別に思わないし、

本気になれるものがあるなら、

挑戦しないと後悔する何かかがあるなら、

挑戦するべきだと思う。


誤解してほしくないのは

大学4回生とかの年齢から何かを始めるのは

大前提かなりのハードワークが必要で、

人脈も、スキルも、資本もない状態で

何かを立ち上げるのは年齢関係なく

とてつもない労力がかかる。

から、すぐ稼げますみたいな、

転売とか、マルチ、ネットワークみたいな

お金しか追えないような事業や

哲学のない浅はかな起業するくらいなら

当たり前に就職した方がいいし、

大学で4年間積み上げた努力を

捨てれるほどの情熱や熱量がないなら、

それは辞めた方がいい。


世界は、不公平で

組織単位で見ても、国単位で見ても、

格差は必ずあって、公平なスタートなんてものはない。



だから、

少し進んでる人を見て妬むのではなく、

少し後ろにいる人を見て優越感に浸るのではなく、

自分の人生に向き合って生きればいいと思います。


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