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①体の不調・症状改善②ボディメイク③パフォーマンス向上 一般の方/セラピスト・トレーナー向けにポイントを絞って考え方やアイデアをシェア 理学療法士向けの情報多め

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  • 徒手理学療法

    徒手理学療法に関する知識や考え方、情報をシェアしていきます。

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    ボディメイク(ダイエット、痩せる、理想的な体を作るなど)のための考え方をお伝えしていきます。

最近の記事

頭痛と理学療法

こんにちは! 最近、勉強したいことが多くてインプットに時間をかけすぎていました。 その結果、あまり投稿できていなかったので、少しでもまめに何かを発信したいと思います。 今回は頭痛についてお話します。 現代社会において、慢性的に頭痛を抱えているかたも多いのではないでしょうか。 私も頭痛持ちで、数年前には何度も仕事を休まなくてはならないくらい酷い頭痛に悩まされたことがありました。 頭痛で病院を受診すると、薬を処方されたり簡単な肩・首周りの運動を教わることもあるでしょう

    • 下腿のねじれを修正

      こんにちは。 本日は膝の障害に対する考え方を共有したいと思います。 考えたいテーマは「下腿の過外旋」についてです。 内容に入る前に少しだけ考えてみましょう。 ・下腿の過外旋とは、どんな状態ですか? ・下腿が過外旋すると、どんな症状が生じる可能性がありますか? ・下腿の過外旋はどのように評価しますか? ・下腿の過外旋をどうやって治療しますか? 下腿の過外旋とは、読んで字の如く、大腿骨に対して下腿(主に脛骨)が過度に外側に回旋している状態です。 大きく2パターン

      • 理学療法士は関節の位置異常を修正できるかもしれない

        こんにちは。 今日は、Positional fault (関節の位置異常)についての説明と、それに関する論文についてお話していきます。 今後、機能改善やパフォーマンス向上につながる徒手理学療法やエクササイズについてお話していきたいのですが、前提として知っていただきたい考え方なので先に説明させてください。 Positional faultとは、"関節の位置異常"です。 ざっくり説明すると、関節は何らかの理由で本来あるべき位置から逸脱していること(=Positional

        • 膝関節をはじめからていねいに

          こんにちは。 前回までは膝の役割について説明してきました。 おさらいです。 膝にはMobilityとStabilityの2つの機能がある。 Mobility 脚の動きをスムーズにする 大きな力を生み出す 脚の長さを調整する Stability 真っ直ぐ伸びて体を支える 強い力に耐える 衝撃を吸収する ここからは上記知っておいた上で、膝の評価について考えていきましょう。 その前に、簡単な解剖のおさらいです。 膝に関わる組織を羅列してます。 重要度が低いものは省

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        • 徒手理学療法
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        記事

          理学療法は数学の証明と一緒

          今日はコラムです。 「理学療法は数学の証明と一緒だよ」 これは私が理学療法養成校に通っていた時、先生に言われたことです。 私が仕事をする上で座右の銘のように大切にしている考え方です。 当時大学3年生だった私は、この言葉を聞いた瞬間閃いたというか、点と点が繋がったような感覚がしました。 それまで勉強していた医学や理学療法の知識と、受験で培ってきた論理的思考が結びついた瞬間でした。 Question △この三角形は正三角形であるか? Answer ①全ての辺の長さご

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          膝が不安定だといいパフォーマンスは発揮できない

          こんにちは。 今回は膝のStabilityについてお話していきます。 Stabilityの説明はこちらをご覧ください。 Stabilityと対になる膝のMobilityに関する話はこちら。 では、まず脚のStabilityとしての役割から考えていきます。 脚のStabilityの役割 ・身体の支持:立つ、座る、ある姿勢で止まる ・上半身の動きを安定させる:腕を動かす、投げる、打つ ・衝撃の吸収:着地する いずれも、体重がかかっている状態で考えています。 膝の役割

          膝が不安定だといいパフォーマンスは発揮できない

          Breaktime〜自己紹介〜

          こんにちは!! これまで色々な記事でダイエットや理学療法士に関する情報を共有してきました。 アウトプットしたいことがたくさんあるわりに整理できていない上、最近は内容を練り込む時間が中々取れず、更新頻度がゆっくりになっています。 できるだけ2〜3日に1記事は書けるよう頑張りたいので(アウトプットの練習も兼ねて)、記事の合間に簡単なコラムやシェアしたいプチ情報などをはさみつつ更新頻度を保っていきたいと思います。 (これも思いつきなので、いつまで続くか分かりませんが…)

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          膝を動かさないで生活するなんて至難の業

          こんにちは。 今回も膝(ヒザ)についてお話していきます。 前回の内容はこちらです。 復習ですが、膝には2つの大きな役割がありました。 ①陸上で移動するための役割 ②身体を支える役割 ただ、実はこれ、脚の関節全てに言えることなんですよね。 なので、今回はもう少し膝に特化した役割や機能について深掘りしていきましょう! ちなみに、前回「Mobility」と「Stability」についてお話しましたが、ご覧になりましたでしょうか? まだの方は、まずこちらを読んでから先

          膝を動かさないで生活するなんて至難の業

          MobilityとStability

          こんにちは。 前回に続いて膝の話をしようと思いましたが、その前に説明しておきたいことがありますので、そちらを先にお話させてください。 今回は人体の動きや関節に関する2つの大切な機能について考えてみましょう。 私たち人間の動き、そして私たちの関節にはMobility「可動性」とStability「安定性」という相反する機能が必要だとされています。 例を出します。 立ち始めたばかりの赤ちゃんや生まれたての子鹿、千鳥足の酔っ払いを想像してください。 不安定で転びそうです

          MobilityとStability

          膝(ヒザ)について考える

          こんにちは! 今日からセラピスト(主に理学療法士)やトレーナーを対象に、カラダの各部位(関節)についてお話していきます。 内容は、大まかに以下の4部構成といたします。 ①知っておくべき最低限の知識(解剖学、運動学など) ②その部位に生じる問題(障害) ③問題に対する評価方法の考え方 ④評価に基づく治療・トレーニングの考え方 ①と②は専門知識がない方にも分かっていただけるよう、なるべく平易な言葉で説明していきます。 ③と④についてはかなり理学療法士寄りの話になると思い

          膝(ヒザ)について考える

          理学療法におけるTheory vs Practice

          こんにちは。 今日は徒手理学療法に関わる大切な考え方についてお話していきます。 今日のテーマは「理論を重視するか vs 反応を重視するか」です。 まず、理論重視と反応重視の考え方とは一体なんなのか、右肩の痛みがある以下の症例を通して一緒に考えてみましょう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 30歳男性、職業はデスクワーク 週3回筋トレ(全身満遍なく)している x日のトレーニングでは普段より負荷を増量(ベンチプレス、アームカール)、かなりヘトヘトに 筋

          理学療法におけるTheory vs Practice

          How to master manual therapy

          こんにちは。 今回は、今までお伝えしてきた徒手理学療法の概要について簡単にまとめる回にしたいと思います。 先にお伝えしておきますが、次々回からは(徒手理学療法のトピックでは)実践的な内容に入っていきたいと思ってます! これまで、徒手理学療法についての効果や適応、さまざまなコンセプトの概要について説明してきました。 それと同時に、考え方(クリニカルリーズニング)が重要であることもお伝えしてきました。 ちょっとだけ整理しましょう。 コンセプトを分類することは難しいので

          How to master manual therapy

          手技やコンセプトに拘らず徒手的な介入をしてるならそれはもう徒手理学療法と言えるのでは

          こんにちは。 これまで様々な徒手理学療法のコンセプトを紹介してきました。 他にもまだまだたくさんの素晴らしいコンセプトがありますので、私が知っている一部をご紹介しますね。 ①Fascial manipulation 「筋膜マニピュレーション」の方が馴染み深いでしょうか。 痛みや機能障害にはFacia(≒筋膜)の異常が関与しており、それを治療することで症状を解決していくコンセプトです。 Fascial manipulationの特徴は、既往歴に基づきFasciaの異常

          手技やコンセプトに拘らず徒手的な介入をしてるならそれはもう徒手理学療法と言えるのでは

          理学療法も結局は基本が大事

          こんにちは。 今回も徒手理学療法のコンセプトについてお話していきます。 今日はParis approachとドイツ筋骨格医学に触れてみたいと思います。 どちらもこれまで紹介してきたコンセプトと同じように、様々な症状や障害に対して包括的にアプローチするコンセプトですが、私はどちらも概要しか学んだことがありません。 知ってる範囲でちょこっとだけお話します。 ①Paris approach ニュージーランドやアメリカなど、多くの国でご活躍されたStanley V. Par

          理学療法も結局は基本が大事

          徒手療法×運動=最強説

          こんにちは。 今回も徒手理学療法のコンセプトについてお話していきます。 今回は、 Mulligan conceptとMcKenzie conceptについてご紹介いたします。 どちらのコンセプトも、徒手理学療法に分類されますが、セルフエクササイズや患者自身が動くことに主眼を置いているのが特徴です。 ①Mulligan concept ニュージーランドの理学療法士、Brian Mulliganが作られたコンセプトです。 コンセプトにおける重要なポイントは、痛みや可動域

          徒手療法×運動=最強説

          理学療法の手技って色々あるけどまずは1つのコンセプトを極めた方がいいと思います

          こんにちは。 前回に引き続き、徒手理学療法についてお話していきます。 前回の記事を見ていない方は、是非こちらをご覧になってください。 今回からは徒手理学療法についてコンセプト毎にご紹介します。 コンセプトもたくさんあるので数回に分けながらお話していきますね。 私も全てのコンセプトについて学んで網羅している訳ではありませんので、知っている限りで簡単にご説明していきます。 また、書籍やセミナーなど、どうやって学ぶことができるかの情報もざっくりとシェアしていきます。

          理学療法の手技って色々あるけどまずは1つのコンセプトを極めた方がいいと思います