僕は、死刑制度廃止派です。

①単純に、人を殺すことを悪とするならば、国家が殺人を犯すことによって、国が悪いと思っている人は殺しても良いとなり、悪い人は殺しても良いというのは道徳的に良くないかなと。

正当防衛はについて、
今現在自分や周りの人の命，身体，財産が攻撃を受けていたり，もうすぐ受けそうなのに逃げることができなかったりした時にそれらを守るために自分のできる最低限の力で行う行為。
なので、殺人を推奨しているわけでない。

正当防衛だから殺人していいわけではなくて、防衛の度を超えると過剰防衛になり有罪になってしまいます。

②死刑は抑止力にはならないのでは？
ほとんどの殺人は計画的に行われているわけではないので、どんな罰も脅威も犯罪を思いとどまらせることはできない。

アメリカの隣接している州で、死 刑を存置した州と廃止した州を比べると死刑を行なっている州が犯罪が少ないという統計はない。1972年か ら、1990年の問ミシガン州は、死刑を廃止していたが1973年に死刑を復活させたインディアナ州と、ほ とんど同じ殺人率であった。

③死刑の方がコストかかる。
死刑を執行するまでにかかるコストは終身刑の10倍に上る場合もある。
米死刑情報センター（Death Penalty Information Center、DPIC）によると、カンザス州の場合、死刑囚1人にかかる費用は126万ドル（約1億1000万円）、終身刑囚1人にかかる費用は74万ドル（約6800万円）と、死刑囚の方が約70％も多いという。

 死刑に関しては、判決が下されるまで裁判が複雑化・長期化する傾向がある。被告が上訴してさらに長期化する場合も多い。さらに死刑を求刑される被告は自費で弁護士を雇えないことも多いが、その場合は公選弁護人の費用も州政府が負担せねばならない。また、収監施設や死刑執行室の維持費も州の財政にとって大きな負担になる。
アメリカの話ですが(—)

日本では、終身刑は労働の義務がない。死刑自体が罪なので、労働をしなくて良く、死刑以外のところでは生活など割と優遇されているらしい。
終身刑は、労働でその日の自分の生活費以上は稼いでいるので、実質利益はプラスである。
労働の賃金は国にお金が入るので、刑務所が赤字みたいな事を言ってはいるが、嘘であると思う。

死刑囚が、病気になって死刑が執行できなかったら困るので、すごくお金をかけて病気を治したり延命したりするらしい。そのお金も安くはないだろう。

【まとめ】
道徳面、抑止力、コストを見る限りでは死刑制度は廃止した方が良いと考える。
反論があるとすれば、遺族感情くらいかなと思う。
今ある当たり前に少しでも疑問が持てたらいいなと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。