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そう、ここはハウステンボス

ハウステンボスを知っていますか。
長崎にある、オランダっぽいテーマパークです。
2023年1月7日(土)ハウステンボスに初めて行ったので、その体験記を以下に記します。

0.ハウステンボスとは

日本一広いテーマパークハウステンボスは、モナコ公国と同じ広さの「」です。ヨーロッパのような街並みと石畳、海へとつながる運河をはじめ、街と自然が調和した「美しい街」です。
四季の花が咲き誇り、一年を通してイルミネーションが華やかな街の中で、目いっぱい遊ぶこともゆっくりと宿泊することもできます。
ここは、”花と光の感動リゾート”満たされる異国体験が、あなたを待っています。

ハウステンボス公式HPより(https://www.huistenbosch.co.jp/about/)

公式HPより、意味がよくわかるようでわからない文章を引用しました。要するに、ハウステンボスは、ヨーロッパ風の街並みと花と光(イルミ)を推している観光地です。一体テーマパークなのか街なのかリゾートなのかと疑問に思ったそこのアナタ、安心してください。僕も今書きながらその疑問にぶち当たっています。そもそもモナコ公国がどのくらい広いのか、どこにあるのか分からない方のためにモナコ公国情報も掲載します。

モナコ公国と同じ広さと言われてもピンとこないですが、日本国民の広さの共通言語、東京ドームに換算すると、約33個分だそうです。なるほど!東京ドーム33個分くらいか!と腑に落ちる人も恐らくいないと思いますが、ディズニーランドの2倍だそうです。うん、これは広いですね。

HPはわちゃわちゃ色々出てくるのでおすすめ(https://www.huistenbosch.co.jp/about/

以上、ハウステンボスについてでした。

1.感想

結構すいてる

ハウステンボスに行ったのは、1月7日(土)、成人の日を間近に控えた3連休の初日です。それなりに混んでいるのかなと思いきや、そこそこ空いていました。ディズニーほど混んでいる必要はないものの、3連休初日の人の入りとしては少し心配になりました。テーマパークではなく街として捉えれば、休日の朝というか、ロックダウン中の街というべきか、……過ごしやすい街ではあるなと思いました。イルミネーションが強みであるため、夕方以降はそれなりに混むのかなと思っていましたが、まずまずといったところ。もしかしたら季節が違うのかもしれませんね。1月頭はクリスマスが終わり、お花の季節まではあともう少しという微妙なタイミングだったのかもしれません。

割とほんとうに街

ディズニーやUSJのようなテーマパークだと思っていたのですが、この記事を書くにつき、街設定という新情報を知りました。確かに街でした。街並みは全体的にヨーロッパ風だし、広い。広い上に、形が長方形なので、少し回りづらいという難点があります。その難点を克服すべく、定期便のバスが巡回しており、オランダの行政サービスのありがたみを感じることができます。

端から端までがとにかく遠い。正方形にしてほしい。

ハウステンボスといえば、オランダ、という感じがしますが、実際にはヨーロッパ風の街並みという設定のようです。まあオランダの街並みって具体的にこう、というイメージもないので、オランダ風でもヨーロッパ風でもどちらでも構いませんが、街を歩いていると、突然ココカラファインが出てきてこれは驚きました。テーマパークではなく街として考えれば薬局も必要なのので、おかしなことではないのですが、どうしてあなたがここに?という気になりました。ココカラファインなら、特に何の配慮もしなくても、なんとなく景観を乱さない色味だったので選ばれたのでしょうか。景観に配慮したマツモトキヨシも見てみたかったです。ちなみに、しれっとペッパーランチもありました。恐らくよく探せば銀だことかもあるんだと思います(ない)

何もせずとも景観に配慮した感じになるナチュラルココカラファイン

コンテンツは色々ある

事前情報なしで行ったので、何があるのかさっぱりわかっていなかったのですが、様々なコンテンツがありました。テーマパークという感じではないので、あからさまなジェットコースターはないですが、VRのコースターがあったり(乗ってない)、3段のメリーゴーラウンドがあったり(乗ってない)、ショットガンがあったり(撃ってない)、と様々でした。
園内の一角には、完全にヨーロッパ設定をし忘れたアドベンチャーゾーンがあり、木製の巨大迷路や、命綱をつけてのアスレチックなど、もはや何がヨーロッパなのか分かりませんが、子どもたちにはとても楽しいだろうなと思いました(ちなみに入り口にはでっかい恐竜もいます。)

かたや、伊万里焼の展示など、長崎の伝統工芸品の展示もあったり、ヨーロッパ(たぶんオランダ以外もあった)のグラスの展示もあり、風情ある大人も楽しめるコーナーはありました。きっとすごい展示なんだろうなと思いつつ、あまりにもフラッと立ち寄れるのでその感覚が麻痺してしまうのが難点です。ちなみに、今月末までは、古代エジプト展もやっています。もう、なんでもありです。

でも、これもすごい展示なんだろうと思いますきっと。

流れ続ける園内BGM

園内をぐるぐる回っていると、何だかずっと同じ音楽を聴いている(聴かされている)という事実に気づきました。意識してみると、大型スピーカーから離れ、音楽が聞こえなくなりそうなちょうどそのタイミングで、どこからか同じ音楽が聴こえてきます。しかも特にオランダ感のある音楽(って何?)でもなく、謎のBGMがずっと流れていました。ディスニーが絶妙な間隔でゴミ箱を置いているノリで、ハウステンボスも絶妙な距離感にスピーカーを配置しています。あの音楽が聴こえないところに逃げるデスゲームとかしたら面白そうですが、普通に即死だと思います。どこでも聞こえます。

僕と同じような気づきをしている人はいないものかと、「ハウステンボス BGM」で検索はかけてみたものの、特にヒットせず、「ハウステンボス BGM 恐怖」「ハウステンボス BGM デスゲーム」でも何も引っかからなかったので、きっと気になったのは僕だけなんでしょう。

不思議なことに、あれほど聴いた(聴かされた)BGMなのに、今は一音も覚えていないんです。不思議ですね。ただ、聴いたら思い出します。聞こえたらきっともう手遅れ。そう。そこはハウステンボスなのです。

2.おすすめコンテンツ

シューティングスター

ヨーロッパ設定をし忘れたアドベンチャーゾーンからはシューティングスターをご紹介。名前のとおり、迫ってくる怪獣たちをショットガンでどんどん撃っていく…というものではなく、ワイヤーロープをつけて、丘の上から滑り降りるというわくわくアトラクションです。300メートルほどあるので、かなり爽快感があり、楽しかったです。ラスト100メートルほどで湖の上を通過するので、若干SASUKEみも感じることができます。ヨーロッパに飽きてきたらぜひ、アドベンチャーゾーンへ。

ホライゾンアドベンチャープラス(現在休館中)

確か、1月10日ごろからリニューアルのために休館となっています。もうすぐ休館ということで、駆け込みで入ってみましたがいろいろとすごい。内容は、オランダ?での洪水体験ということで、もしかしたら濡れたりするのかなと思って覚悟を決めていたのですが、濡れません。構成もなんだかずっとよくわからなくて、時折光ったり水が流れたり揺れたりと、ある意味夢みたいな体験でした。めちゃくちゃシュールでした。いっそのこと、富士急のクールジャパンくらい濡らしてほしいとさえ思いました。暗いし大きな音も出るので、もしかしたら、小さい子供には少し怖いかもしれません。リニューアルしてどういう変化を遂げるのか、個人的には少し楽しみです。夢のような体験をしたい人は是非、ホライゾンアドベンチャーへ。

I.S.ラビリンス

こちらは、鏡張りの迷路です。道があると思ったら行き止まり、あれ?という繰り返しを楽しむもので、子どもはもちろん大人でも楽しめます。子供も大人も平等に楽しめる遊びっていいなあとしみじみ思いました。

ちなみに、当の僕は、入場と同時に現れた謎の少年(5-6歳)が、道案内をしてくれたので、特に何の苦も無く迷路を通過しました。おれね、これもう1回やったからわかるんだよ、こっちだよ、ついてきて、じゃないのよ。敵のアジトの迷路じゃないのよ。この空間で1番やってはいけないネタバレを躊躇なくかましていく少年がめちゃくちゃすぎて、愉快でした。この少年が実はハウステンボス側の刺客で、急に姿をくらまして、迷路の中で完全に迷わせてきたらどうしようかと思いましたが、ちゃんとただのネタバレ少年でした。少年よ、あまりやりすぎると嫌われちゃうから気を付けて。

ちなみに鏡張り迷路で、面白かったのは、富士急のガスパールタウンにあったリサとガスパールのミラーメイズです。これはなかなか難易度が高く、大人だけでいっても楽しいものです。富士急のアトラクションでかすみがちですが、もっと人気になっていいと思います。こちらもネタバレ少年には一応気を付けましょう。

変なホテル

こちらは、園内ではなく、ハウステンボスの近くのホテルです。泊まったホテルが変だったのではなく、「変なホテル」という名前です。実際変なところはありました。一番の特徴は、フロント。フロントスタッフが女性ロボットと恐竜ロボットなんです。しかも、驚くべきはスタッフだけではありません。チェックインの機械が非接触のスクリーンだったんです。これはすごい。普通にすごい。変とかではなくすごい。非常に近未来を感じました。恐らくハウステンボスに遊びに行く際は、周辺にヨーロッパ風のホテルがたくさんあるので、そちらに泊まるのもいいと思うんですが、この変なホテルもとてもいいと思います◎おすすめです。

非接触型スクリーン、さすがにテンションあがる


3.まとめ

オランダ風のテーマパークと思っていましたが、ヨーロッパをテーマとした街でした。全然違いました。でも、面白かったです。花と光のテーマパークとはいうものの、花はそこまで堪能できなかったので、いくのであれば、今度は春に行ってみたいです。ホライズンアドベンチャーがとんでもないアップデートを遂げて花と光と水のテーマパークになった場合は、必ず行きます。おわりです。

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