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2023映画

今年も残りわずかとなりました。
2022年の映画の振り返り記事は、
年を跨いでしまったので、
今年は、何としてでも年内にまとめます。
年内まとめることができたとして、投稿するのは年を跨ぐことはあります。年内にまとめることが大切なのです。(記事をまとめ、投稿したつもりで年を越し、その事に気が付いた2024年1月4日、失敗した)

それでは、行きます。
(2022年版も貼り付けておきます)


1.あのこと

金獅子賞の獅子の部分ってなんなんだろう。
金賞じゃだめなのかな。

1960年代、中絶が違法だったフランスにおいて、予期せぬ妊娠をしてしまった主人公の葛藤を描いた話です。

感想は、とにかく重い。主人公の焦り、予期せぬ妊娠により追い詰められていく心情がとんでもなくリアルに伝わってきます。苦しい思いだけでなく、痛みもリアルに伝わってきて、スクリーンから目を背けてしまいたくなるようなシーンもあります。そういう時代、という言葉で片づけてしまえばそれまでなのかもしれませんが、この時代に生きる女性の苦悩は計り知れないものがある…と浅はかな感想ですが、率直にそう思いました。

関係ない話ですが、この映画は1月3日に観ました。少し後悔しています。正月休みで時間を庭で遊ばせるほど持て余していたとしても、観賞はあまりおすすめしません。今年はブラッシュアップライフ見ましょう。(※年末にはタイムリーなネタでしたが、投稿し損ねたことにより賞味期限が切れました。文章はこのままにします)

2.BLUE GIANT

ブルーロックと時折ごっちゃになってしまう。

去年のスラムダンクに引き続き、今年もいいアニメを見ることができました。もともと、見る予定はなかったのですが、ラジオの広告で何度も何度も流れてくるので、いよいよ気になってきてしまい、ついに足を運びました。圧巻でした。原作を読まずに観賞したのですが、特段問題はありませんでした。

とにかく、音。音が凄かったです。
スラムダンクは「静寂」を劇場で体感する映画だとするならば、BLUE GIANTは、その逆。音響に圧倒されます。映画館で見てよかった映画でした。

1つ言うとすれば、演奏シーンの動きがとてもヌメヌメしていて違和感がかなりありました。スラムダンクが滑らかさを見てしまったので、演奏シーンくらいどうにでもなるのだろうと思いますが、そうはならなかったみたいです。いっそボラギノールみたいな静止画ベースの方が集中できたかもしれないなんて思っていません。ともかく、映画館で見れてよかったです。サブスク解禁されたら自宅でヌメヌメもう1回観ます。

3.ロストケア

まさみさんは当然に綺麗でした。

献身的な介護士として、介護家族に寄り添う心優しい青年が、介護センターの老人を次々と殺害する連続殺人犯である、という話です。

これも、非常に重い内容の映画でした。
主人公は、42人もの老人を次々と殺した凶悪犯です。当然、強く非難されるべき行為といえ、反省の色どころか救済とさえ言ってのける主人公に対し、観客と検事は許してはならないという強い憤りを覚えます。しかし、殺人犯となった主人公の生涯や出来事をなぞっていくと、こちらが考えていることは、単なるきれいごとなのではないか、彼を悪人と言っていいのか、という気持ちになっていきます、不思議です。

介護経験が未だなく、作中で使われた言葉でいうところの「安全地帯」にいる立場からは、客観的にモノが言えるものの、当事者であったら、そうも冷静にいられないなととても強く思いました。考えさせられる映画でした。

4.ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPARTONE

トムの横にちっちゃいバイクがぶっ飛んでるの面白い

1年に1回トム・クルーズを摂取した方がいいと医者に言われているので、昨年のトップガンに引き続き、今年もトム作品を見ることにしました。

とはいえ、ミッションインポッシブル自体は、これまで1度もみたことがなく、知っているのは、かの有名なBGMのみでした。色んなサイトで、過去作は見ていなくても平気だ!という意見を多数見たため、ほんとかよ…と思いながら見に行きました。本当に大丈夫でした。

過去作とかどうでもいいです。
アクションフルコースなので。

とんでもない規模のカーチェイスや
電車でのバトルなど、大規模アクションをこれでもかと詰め込んで、お値段2000円と言われると、お買い得ですねと言わざるを得ません。

なぜバイクで山から飛び降りているのかとか
そのような野暮なことを考えるのはやめましょう。ただ純粋に圧倒的なアクションを楽しんで、心の健康を保つのです。トム民間療法最高です。PART2も来年出るようなので、来年もトムを摂取します。

6.グランツーリスモ

デイビット・ハーバーさん、ストレンジャーシングスの続編まだですか?


ド迫力映画②、です。
パイレーツオブカリビアンぶりに観るオーランドブルームと、ストレンジャーシングスでおなじみデイビットハーバーさんが出ているこの作品。デイビージョーンズに囚われていた男と、未知の生物と戦うパパが同じ画面にいると、レース中に謎のモンスターが出現するのではと淡い期待も抱いてしまいます。

本編は、レースシーンの描写がとても好きでした。特に、ゲームの席から現実のレースに移行するような、そんな描写があって、最先端の機械って感じで、とっても良かったです。やはり、こういう映画は映画館で見るに限ります。これが実話ってのがすごいですわ本当に。

7.正欲

がっきーの虚無感が最高でした。

原作が大好きだったので、映像化されて早速見ました。もう少し、特殊性癖事情を後ろに回してもよかったような気もしますが、
非常に繊細で、ぐっとくるところがありました。

とげのある言い方をすると、自分は一応、この世界では何もしなくても世の中の「普通」からはみ出さずに生きていけているはずの人間です。でも、それは、当たり前のことではなくて、世の中には意識的に「普通」を振舞わなければいけない人がいること、「普通」の人達には、そういった人たちは見えていないこと、そういった人たちが叫ぶ「多様性」の空虚さ、そのすべての残酷さが非常に心に響きました。

余談ですが、「多様性の時代だから」という言葉が好きではありません。

「多様性の時代」って…何?と思ってしまいます。映画の内容と被りますが、LGBTQだけが、多様性を表すものでもないし、彼ら彼女らだって時代に関係なく、過去も今もこれからもいるわけで。時代があって人がいるのではないのに。自分達が今まさに生きている時間なのに、「今の時代は」と表現し、まるで誰かが作ったかのような時間にしぶしぶ従うような、そういった態度に何となく嫌気がさすときがあります。

映画でなくても、本でもいいと思います。おすすめです。本は特に、最初の書き出しの部分が強烈です。引き込まれます。

8.ちひろさん

近所にもいてほしい。ちひろさん。

あったかーい話です。大好きですこういうの。
白状すると、有村さん目当てで見た部分はあります。それは認めます。
だけど、社会の中での人と人のつながりの大切さ、あったかさがとても印象的でした。公式な関係性(例えば家族とか、学校の友達とか)が希薄な人たちが、孤立してしまいがちな現代で、同じ地域にいるちひろさんを通じて、人のつながりがゆるくできている、それが良かったです。

おそらくちひろさんの生き様にみんな惹かれるんだと思います。自分は自分、よそはよそ。言うは易く行うは難し。簡単なことではありません。
でも、それをちひろさんは自然に行って生きているような感じがしました。良かったら近所に越してきてください。お待ちしています。

9.ゴジラ ー1.0

ゴジラかっこいい。ゴジラになりたい(?)

かっけえええええええええ。
ゴジラ、かっこいい。以上、終わります。
とにかくそれです。
そもそも、ゴジラ公開にあわせて、東宝シネマズでは、予告編導入のコラボ動画を作成していたのですが、これがまたいい。めちゃくちゃにテンションが上がる。

この、青い無慈悲光線。
この動画にもあるように、
段々体が青くなってきて、背骨?が出てきて、「ああもう無理いいいいい」って感じで無慈悲光線を発射します。意図的に出してるもんじゃなさそうなので、おならとかゲップみたいな生理現象みたいなものなのかもしれません。ただ、ゲップにしては、あまりにも甚大な被害が出ます。街ごと更地にする悪質ゲップです。あまりにも圧倒的なパワーで、無慈悲なので、笑ってしまいます。

まあ、カウントダウンみたいな分かりやすい発射方法とってるだけマシなんでしょうか。ゴジラが目のまえに現れて、体が青く光りだし、口がこっちに向いていたらもう余命宣告に等しいわけですが、ノーモーションで炸裂するよりかは慈悲を感じます。人が飲みすぎて吐くときもこんな感じで体が光ればもう少し対策って練れるのかもしれませんよね。人類のこれからの進化に期待しましょう。


今年は30本映画を見ました(ほぼ映画館)。
途中で寝てしまった映画、思ったより面白かった映画など様々ありました。2024年もたくさんの映画を見たいです。
それではみなさん、よいお年を。

おまけ(謎映画部門)。
★K.G.F chapter1

なんかイケイケな感じは良い

昨年の圧倒的1位、RRRをも超える超大作とのことで、まずはその前編である本作品を見てみました。

よく分かりませんでした。

序盤から、観る回間違えたかな…と錯覚させるほど
何かの続きのような始まり方をします。
そして、何だかよく分かりませんが、ずっと人を殴っていました。3時間で3000人くらいは殴られたのではないでしょうか。後編が面白いのかもしれないものの、前編に全くついていけなかったので、観るのは諦めました。本当は面白いのでしょうか。

このもやもやを抱えて、年を越すことにします。


そのもやもやを抱えて、年を越しました。
もやもやしながら今年も頑張ります。



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