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ゲームが描く現実問題

#コロナパンデミック
#移民問題
#国内紛争
#民族差別

今、FF14をプレイしている。

この作品は10年近く前に発売された。
構想期間を含めると開発時期は更に
下がる事になる。

だが本編で語られている物の中に、
明らかに現代人が抱えている問題が
幾つも挙げられている事に驚く。

移民問題や今のコロナ禍の問題について
本編では表現こそ異なる物のまるで
予言の様に今の世界情勢を捉えている。

その中には人のエゴや
個々人の正義についても
語られていて正直胸が痛む。

人が掲げる正義とはその人にとっての
或いはその集団における正義であり、
その正義は別側面から見れば悪になる。

所謂聖戦と呼ばれる
神の名の元に起こす戦争は
正にその典型であると言える。

又、時代と共に変容する正義もある。

戦争がその典型であると言える。
戦時下に於いては多くの敵を倒した者は
英雄として称えられる。

だが平時化においては
如何に理由を付けようとも
罪無き者を多く殺傷する事は
どの国でも重罰であり死罪となる。

戦時下に於いては生きる為に
人の物を盗む事は罪ではあるが
見逃されてきた。

然しコロナ禍の現在、
売物の野菜や果物を盗む行為は
無論刑罰に問われる。

思えば私自身、社会人となる
遙か前から漫画やアニメ、
ゲームから社会の仕組、その他
様々な事を学んできたと思う。

社会に出て様々な問題と対峙する際に、
そういえばこれと同じ場面を漫画や
アニメやゲームで見たなと思い出す。

その時の主人公の対処法を
真似て見た事もある。

昨今、県の条例でゲームのプレイ時間を
規制する所もあるが私は断固反対である。

嘗て漫画禁止令を出されていた子供の親に
漫画の持つ有用性を説き漫画禁止令を
解かせた子供は今、精神科医となった。

彼は私の背中を見て
同じ心を扱う仕事をしたいと志し
精神科医となったと言う。

面映ゆい気持ちだが迚も嬉しく思う。

昔のゲームや漫画やアニメは架空世界を
描いた物が多かったが昨今其等は
大きく変容し極めて現実的テーマを
扱っている。

私が見ても深いなと頷ける物ばかり。

ゲームもアニメも漫画も過ぎてはならぬ
然れど其処から学ぶべき事は少なくない。

無闇矢鱈と其等を禁じる事は
そういう学ぶ機会を奪う事になる
と言う事を其等を悪とする者達は
学ぶべきである。


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