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JOMONさんと石斧を作って丸木舟を作ってみた!

『JOMONさんがやってきた!』
全国の子供たちと巨大丸木舟を作るプロジェクト

JOMONさんこと縄文大工・雨宮国広さんが手掛けるプロジェクト!

47都道府県を巡る全国ツアーが開催中です!
北海道から始まり、青森県の次に岩手県へ。

見た目も縄文人のオモシロそうな人がやってるオモシロそうなプロジェクトを訪ねてみました!


始まりは紙芝居から…


岩手の会場は「岩洞湖家族旅行村」というキャンプ場。

岩洞湖家族旅行村
〒028-2711 岩手県盛岡市薮川亀橋33−4019-681-5235

冬には本州で最も冷え込み、マイナス35℃を記録したこともあり、岩洞湖の湖面も凍るので、ワカサギ釣りが楽しめるレジャースポットです。

キャンプ場の広場でとても大きな杉の木と縄文人がお迎えしてくれました。

手作りの看板でお出迎え
製作途中の丸木舟

イベントの始まりは紙芝居から

迫真の演技で『木を伐ること』『道具を手にすること』の大切なお話しをします。

木を伐るということは、木の命を頂くということ。
虫や鳥など他の動物たちの居場所を奪うということ。
石斧という道具について。
木をくり抜いて丸木舟を作る目的とは…?

このプロジェクトの肝というべき大切なお話しを迫真の演技とともに子供たちに伝えました。


石斧作り

そして木をため伐るための道具『石斧』を作る体験へ

石の磨き方など、作り方を丁寧に教えてくれます。

僕も実際に作らせてもらいました!

砥石で石を磨きます
これぐらい尖ればOKだそうです
太めの枝に溝をつくり、石をはめ込むスペースをつくります
石をはめ込んで添え木と麻糸で縛っていきます
細めの枝を柄にします
たまには文明の利器を使いながら微調整
石斧が完成!

この完成した石斧はお持ち帰りOK!
子供たちも大人にも、大切な思い出になることでしょう😀
夏休みの自由研究にもいいですね!


丸木舟つくり

自分たちで作った石斧で、実際に丸木舟を作ります!
丸木舟は縄文時代に外洋航海に使われたとされる、丸太をくり抜いて作った舟です。

だいぶくり抜かれているけど、まだまだ半分程度だそうです!

この大木は愛知県東栄町の樹齢300年ほどにもなる巨大な杉の木を伐ったそうです。
その伐採も手作りの石斧で、子供たちと一緒にコツコツと19日間かけて作業したそうです!

そしてこの丸太をトラックに積んで、全国47都道府県を巡っています。

石斧で木を削る姿はまさに縄文人!

実際に石斧を当ててみると、『カンカンカン』と心地良い音を出しながら、少しずつ着実に、木が削れていきます。

こんな地道な作業を当時の縄文人たちも苦労しながらやってたんだろうなぁ…
と感慨深くなりながら作業しました。

シートで屋根を作ってるので、雨降りでも大丈夫!

岩手会場はあいにくの雨でしたが、シートで養生していたので雨の中の作業でも大丈夫でした😀
雨宮さんはもともと凄腕の大工さんなので、櫓を立てたりもお手の物でした。


JOMONさんと食べる縄文メシ

このイベントは毎週末土日の2日間にかけて行われます。
キャンプ場に遊びに来たご家族や、街中でトラックの横断幕を見て来たご家族などが参加してくれていました。

1日目のイベントが終わって、僕もその場で車中泊だったので、JOMONさんがご飯を振る舞ってくれました🍴

メインディッシュはタマゴタケというキノコ🍄
毒々しい見た目だけど美味でしたw
アカヤマドリタケというまた別のきのこも添えて、味付けは醤油だけ

キャンプ場周辺で採ってきたというタマゴタケやアカヤマドリタケという見た目から毒キノコと思ってしまうようなキノコたちのソテーを頂きました。

見た目で判断することがいかに愚かなことか…と思えるほど、とても美味しいキノコでした🍄

蜂もそうだけど、見た目や毒針を持ってるという情報だけで「怖い」「危険」と判断されがちですが、実際に触れ合ってみればさほど危険ではないし、とてもカワイイ🐝

そのへんで拾ってきたキノコも、ちゃんと食べられるという経験や知識を持てば見方が変わりました😀

翌朝も木の実とそば粉を混ぜた縄文スープを頂きました

タマゴタケと木の実とそば粉の縄文スープ

キャンプメシならぬ縄文メシを頂きながら、JOMONさんと語り合いました。


JOMONさんと語るハチFM

僕とJOMONさんとの出会いは約10年前

大学で考古学を専攻していた僕は卒論のテーマで竪穴式住居の柱を調べようと思って論文を読み漁ったりしていました。

でもやはり途中で行き詰まってしまって、悩んでいたとき、たまたま東京国際フォーラムでの建築関係のイベント会場で出会いました。

その時は確か就活で東京国際フォーラムに来てたのですが、別会場で『カンカンカン』と音を立てながら鉄斧で丸太を削る実演をしていたのがJOMONさんでした。

凄く気になって声をかけさせてもらって、それから山梨県甲州市の工房へお邪魔して、取材をさせてもらいました。

そのおかげで僕は卒論を無事に書き終えました。

そんな10年前のことを思い出しながら、10年経って僕は蜂を追いかける人生を歩んでるし、JOMONさんは見た目まで縄文人になってるし…笑

お互いの変化も面白いですねw

今回のプロジェクトへの想いなどを、「ハチFM」でも語って頂きました!

思い立って急遽収録し、焚火を囲みながら、JOMONさんのリアルな想いを語ってもらいます!
(煙が僕に当たってむせてる場面もありますがw)

ぜひお聴きください!


JOMONさんのアツい想い

『JOMONさんがやってきた!』
大きな杉の木と共に大きな夢を描いて全国47都道府県を繋ぐツアーは北海道からスタートしたばかりです!

これから南下しながら毎週末、どこかのキャンプ場で開催されます!

子供たちにとって大切な経験になるし、大人も驚きの連続のイベントです!

詳細の確認や参加申し込みはホームページからできます!

このプロジェクトでは丸木舟作りに併せて、映画も撮っています。
プロジェクトに参加してくれた子供たちの名前もエンドロールに載るそうです!

沖縄に到達する頃には丸木舟が完成し、今度はその船で日本一周!
この壮大な夢いっぱいのプロジェクトに、ご自身やお子さんの名前を残してみませんか?

この夏のお出かけは「縄文体験」で決まり!!

優しくて逞しいJOMONさんに会いに行ってください!

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