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5月に読んだ本

こんにちはハチノです。

今回は5月に読んだ本をまとめます。

子どもは「この場所」で襲われる 小宮信夫

娘の成長に対してどうやって行動範囲を広げたらいいか、自分の手と目をどうやって離していけば良いか考え始めたここ1〜2年ずっと読んでみたいと思っていた本です。
犯罪が起こりやすい場所について一般人でもよく分かり、子どもにも伝えやすいシンプルな解説がされていたと思います。
子ども自身に「地域安全マップ」を作らせることが一番防犯意識を高めることになるということが書いてあり、学校の授業で取り入れられているところもあるのだとか。
夏休みの自由研究とかでテーマに困っていたら一緒にやってみたいです。

調べたら小宮さんのHPから、YouTubeもされていることが分かって興味深いなと思いました。


山中教授、同級生の小児脳科学社と子育てを語る 山中伸弥+成田奈緒子


山中教授と大学の同級生である成田奈緒子さんの対談です。
知人から成田さんのご著書を勧められたため、何か一つ読んでみようと思って手に取りました。
医大生の生活って全く想像がつかなかったのですが、勉強は大変だった様子もあり、学生らしい楽しいエピソードもあり、お二人の学生時代の思い出話が純粋におもしろかったです。
私の娘はまだまだ自分の興味の種が見つけられていないと感じていて、ついあれこれ与えたくなってしまうのですが、彼女の力を信じてある程度放っておく(任せてみる)勇気も必要だよなと思いました。
成田さんは子供の脳には睡眠時間が非常に重要とされていることがこの本からも分かったのですが、もう少し深掘りしてみたいと思いました。


アメリカの空き家対策とエリア再生 人口減少都市の公民連携 平修久

20年近く前、建築系学生だった頃に日本の空き家問題について知る機会があり、それからずっと空き家問題は私にとってアンテナが立つ話題です。
実家の築年数がかさみ、周りが家だらけの住宅地であることも一つの理由です。

一般企業に就職し、その後も住宅に関わる仕事を日々こなしていると自分では解決策を調べる機会がなく行動もできないもどかしさがありました。
いつか自分も空き家に関わるかもしれないという事実が今も常にちらついていることもあって興味がある問題です。

この本はアメリカのいくつかの都市で試行錯誤された空き家問題の事例が紹介されています。正直今の私では結構読むのに時間と労力がかかりましたが、今の日本では真似できないような、過激に感じられる条例や事例が見られておもしろかったです。

びっくりしたのがコラムに書かれていたオハイオ州ヤングスタウン市の自発的転居プログラム。

かいつまんで説明すると、2007年に当時の市長が特定地区への公的サービスを提供しないという方針を打ち出し、転居希望者の所得や転居先を限定して金銭的支援を行い、より人口密度の高い地区への自発的転居を促した というものです。(本文抜粋)

結局色々あって2009年時点では実績がないとのことだったのですが、日本で暮らしていると政策として強いものに感じられて、そこから15年近く経ったいまどうなっているのか気になります。
(余談ですがnoteを書きながら、読書の記録をここにつけると「あとでちょっと調べてみよう」と思ったことが残せて良いなと思いました。)

【再読】徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと ちきりん

↑先週の投稿で書きましたのでよろしければご参照ください。

先月は4冊読めました。
積読本がどんどん増えているので、もうちょっとスマホを触る時間を減らさないとなーと思っています。

お読みいただき、ありがとうございました。

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