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日本のコンテンツや社会を破壊する「まとめサイト」の有害性


お久しぶりです🐶。
知らないうちにnoteがアップデートされたみたいで、練習の意味で今回は少し短い記事となります。




長くインターネットに馴れ親しんでいる人なら知っているであろう「まとめサイト」

日本では2000年代半ば頃から増殖し、情報の速さ、敷居の低さからその影響力を拡大していきました。

掲示板やSNSの書き込みをまとめて過激なタイトルをつけて記事にするウェブサイトで、その多くがアフィリエイト・マーケティング(成功報酬型広告)の形態を採用しており、サイトに掲載した広告の販売数や閲覧数に応じてサイト管理者に収益をもたらしている構図になっています。

Wikipediaの記事では、その問題性として、①まとめサイトの記事が埋め尽くされてYahooやGoogleでの検索妨害、②詐欺サイトへの誘導などが書かれています。


しかし、まとめサイトの問題点は他にも多く存在します。

大手まとめサイトは通常、何かと何かの対立を煽るような記事を書きます。

そうすることでコメント欄が炎上し、閲覧数が増えて、より管理人の収益に繋がる仕組みになっているためです。


こうした手法は「俺的ゲーム速報刃」「やらおん」「はちま寄稿」「ハムスター速報」「アニゲー速報」など各まとめサイトが実施しており、例えば東方vs艦隊これくしょん、ラブライブ!vsアイドルマスター、艦隊これくしょんvsアズールレーン、にじさんじvsホロライブ等、旬のジャンルを取り上げては対立を煽ったり、炎上を焚きつけることを行っています。

まとめサイトの標的にされた界隈ではファンを巻き込んで殴り合いが起きてコンテンツの衰退に繋がっているほか、クリエイターへの誹謗中傷の温床にもなっています。

そして、そのコンテンツが衰退すると、まとめサイトは新たに餌となるようなコンテンツを探し、ターゲットを切り替えます。

また、アニメやゲームの題材以外にも、男女間で対立を煽るような記事の書き方をしたり、「保守速報」のように極右を煽ることで収益を得ているサイトや、今の時期だとワクチンやコロナウィルスに関するデマを流しているサイトも多く存在し、社会の分断や混乱を助長する作用もあります。
多くの場合、コメント欄は地獄絵図になっており、暴言や差別用語が飛び交っていますが、サイト管理者によって削除されることもなく、炎上すれば閲覧数を稼げるシステム上野放しになっているケースがほとんどです。

SNSの普及により、まとめサイトの影響力が相対的に低下したとはいえ、それでもなお社会的に有害性が大きく、私個人としては早急にアフィリエイト自体の規制を強く望んでいます。



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